人に見られる仕事をしている人たちは、どのようなデンタルケアを心がけているのでしょうか? 今回は歯の美しさに定評のある、フリーアナウンサーの木佐彩子さんにお話を伺いました。子供の頃をアメリカで過ごし、歯に対する日米の文化の違いを感じたという木佐さん。歯はプロの手を借り、メンテナンスには手間とお金をかけていいと考えているそうです。
「歯はプロの手を借り
十分お金をかけていい
パーツだと思います」
木佐彩子さん
Ayako Kisa
1971年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。フジテレビアナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして活躍中。
オフィシャルブログ「木佐彩子ののほほんブログ」
子どもの頃暮らしたLAで
歯への意識に目覚めました
小学2年から中学2年までの7年間を、アメリカのLAで過ごした木佐彩子さん。富裕層に限らず、ほとんどの子どもが皆、歯の矯正をしているのを見て、文化の違いを感じたといいます。
「私自身、歯並びに大きな問題はなかったのですが、念のため小6から2年間、ワイヤーで歯を動かさないようにするリテーナーという装置をつけていました。現在は半年に1度、20年来通っている自由診療の歯科医院でクリーニングを受けています。1日3~4人の患者しか受け付けないため、虫歯治療も1日で完了。治療後の不具合もなく長持ちするので、多少お金がかかっても結局はお得だと思います」
クリーニングは、歯石・歯垢取り、歯茎と虫歯のチェック、フッ素の泡を入れたマウスピースをはめて2分間コーティング、という内容。1度だけホワイトニングもしたものの、白くなりすぎるのがイヤで今はしていないそう。
「歯磨きは基本的に電動歯ブラシですが、磨きすぎるのもよくないので、たまに普通の歯ブラシも使っています。歯磨き粉は、アメリカ製のさまざまなタイプをその日の気分でチョイス。最後にブラシで舌をこすって舌苔(ぜったい)の掃除をして終了です。目下の悩みは歯の隙間。加齢に伴って歯茎が痩せたせいか、3年前から歯の間によく食べ物が詰まるようになりました。外出時にもデンタルフロスが手放せません」
歯は健康のベースだけに、プロの手を借りるべき。メンテナンスには、手間とお金をかけていいと思います、と木佐さん。太陽のような笑顔は、健康な口元に支えられています。
木佐さんはその日の気分でデンタルグッズを使い分けているのだとか。
海外製品を含め、その日の気分で
いろいろなグッズを使い分け
普段愛用している歯ブラシ類。メーカーなどにこだわりはなく、その日の気分で使い分けているそう。「マメな性格ではないので、外出先で磨くことはないです。朝と夜、家で磨くだけ。海外の歯ブラシは硬めのものが多いですね」
歯磨き用のペースト。「刺激が強いものから優しい風味のものまで取りそろえています。コーヒーも赤ワインも好きなので色素沈着には気をつけています」
次回からは全身の健康の必須条件、口内フローラについてご紹介します。
撮影/森山竜男 ヘア&メイク/上杉範明 スタイリスト/高橋園子 取材・原文/上田恵子