これまで睡眠時無呼吸症候群についてくわしく紹介してきました。
ついに最終回です!
セルフケアグッズ
睡眠時無呼吸症候群やいびき予防のグッズも登場しています。
上手に活用して、睡眠の質を上げる工夫をしてみましょう!
横向き寝グッズ
仰向けに寝るほうが、寝相がいいと言われてきましたが、上を向くと舌が喉に落ち込みやすくなるため、気道が狭くなり、いびきをかきやすくなることも。横向き寝のほうが、舌が落ち込まないので、睡眠の質もアップ。姿勢を維持できない人は補助枕という選択も。
安眠横向き支援帯
睡眠時無呼吸症候群の専門医の多くがウエストポーチタイプの腰枕を推奨。こちらは腰に巻きつけるタイプの横向き寝枕で 医療専門メーカー×寝具メーカーが開発。腰の動きを抑えることで、安定した横向き寝を確保。横向き寝支援用腰枕¥12,000(編集部調べ)/吉縁
横向き寝専用枕
「スリープバンテージ」
横向き寝がしやすいように作られたユニークな形。頭・首・肩・背中をしっかりとサポートすることで、安定した横向き寝をキープできます。どちら側にも耳穴があり圧迫感もありません。スリープバンテージ¥3,980/フランスベッド
普段からできるだけ横向き寝を意識して。腰を少しひねって足をずらすと姿勢が安定。力を抜いてリラックス。心臓を下にするかしないかは、寝心地のよさで判断を
睡眠アプリ
夜中に目覚めたり、浅い眠りになると寝返りが多くなります。でも、これは睡眠中なので自分で確認することができません。自分の睡眠の質の目安を知るために、睡眠アプリをぜひ活用してみましょう!
ぐっすり~ニャ
エスエス製薬のドリエルのブランドキャラクターであるレオニャルド・フミンチと一緒に自分の睡眠(寝返り)を記録し、睡眠状態が把握できるアプリ。医師監修のもと開発。お楽しみ機能付きで継続しやすい。『ぐっすり~ニャ』無料アプリ(iPhone/アンドロイド対応)
ならないためのセルフケアはあるの?
「女性の場合、舌の構造や骨格などが影響する場合もあるので、自分でケアしきれない部分もありますが、まずは太りすぎないことが大事です。女性の場合、肺活量が少なく、低酸素ぎみになるので、有酸素運動など呼吸を使う運動を習慣化するといいでしょう。また、アルコールは飲みすぎるといびきをかきやすくなるので、ほどほどに」(梶本先生)
進行を遅らせるためのポイント
◆太りすぎない。肥満は呼吸を 妨げる原因になるので要注意
◆上向き寝よりも横向き寝を意識して
◆日頃から有酸素運動やヨガなどで 肺活量を増やそう
◆自分の睡眠の質を確認しておこう
イラスト/sino 構成・原文/伊藤まなび