こんにちは小野アムスデン道子です。ロッキー山脈を擁するコロラド州は自然豊かな州で、日本から州都デンバーへはユナイテッド航空の直行便や乗り継ぎ便も多いです。絶景のスキーや、緑いっぱいのトレイルハイクなど四季を通じてアクティビティが楽しめますが、数多くの温泉が湧く保養地としても有名です。
「アメリカの温泉?ぬるいんじゃない」とこの私も行くまでは思っていたのですが、あにはからんや、外気が零下でもちょうど気持ちのよいお湯。日本とスケールの違う、コロラドの温泉をご紹介します。
まず、コロラドの温泉は、「水着を来て混浴」。裸ではなく水着着用なので、男女一緒に入ります。
1888年からある世界最大のミネラル温泉プールである「グレンウッド・ホットスプリングス」は、デンバーから車で約3時間、アスペンからは約50分のグレンウッドスプリングスにある温泉地。湯煙の中、全体が見渡せないほど大きな温泉で、見た感じはプール。老若男女、みんな一緒に入っている大きなプールは途中で湯温が切り替わって、一部には水泳コースも。宿泊施設にスパも整っています。
グレンウッド・ホットスプリングスGlenwood Hot Springs
http://www.hotspringspool.com
一方「アイアン・マウンテン・ホットスプリングス」は、大小様々な
プールが16もあって、それぞれに湯温の違いを楽しめる温泉。湯壺マップにそれぞれの湯温が華氏で示されています。
アイアン・マウンテン・ホットスプリングス Iron Mountain Hop Springs
http://www.ironmountainhotsprings.com
また、デンバーから車で約2時間20分、標高約4330mのマウントスプリングの麓にある温泉リゾート「マウントプリンストン・ホットスプリングス」も同じく、「湯温の違う数々の湯壺」が集合していて、中には20人ぐらいが輪になって入るとちょうどよい感じの湯壺もあって和みます。なぜか、湯壺で輪になって入ると話が弾む、弾む。夜、ほの暗い中で男女一緒に温泉に浸かっていると開放感もあって「夜9時以降は裸で入るのがルールなんだよ」なんていうジョークを飛ばす人も。周りは、野生のビッグホーン(オオツノヒツジ)が出てくるワイルドさ。
山に川と自然に恵まれたコロラドの温泉は、川べりにある温泉が多いのも特徴。この「マウントプリンストン・ホットスプリングス」は、川底から熱水泉が湧いているポイントもあって、自分で石を積んで湯壺を作り、冷たい川の水と混ぜて浸かるという野趣あふれるスポットもあります。
マウントプリンストン・ホットスプリングス Mount Princeton Hot Springs
http://mtprinceton.com
また、世界一深いところから湧くという源泉のあるパゴサの温泉は、ナトリウムやカリウム、マグネシウムやシリカなど13種類のミネラルを含んでいてヒーリング効果抜群。硫黄の匂いも漂い、まさにいい湯だなという感じ。「ザ・スプリングス・リゾート&スパ」には、湯温の異なる大小23もの湯壺があって、あちこち比べて入るのもまた楽しい温泉です。
ザ・スプリングス・リゾート&スパ The Springs Resort & Spa
http://www.pagosahotsprings.com
驚くほどバラエティに富んでいたコロラドの温泉。外気は零下10℃より低くても、華氏106℃(摂氏41.1℃)のお湯に「ふぅー」と言いながら浸かって、湯をかぶるのは日本の温泉と一緒。思わず知らない人同士でも話が弾むいい湯でした。
ブランドUSA https://www.gousa.jp
コロラド州政府観光局 http://www.visitcolorado.jp/
ユナイテッド航空 www.united.com