アラフォーになってから、4か月で12kgのスピード減量を達成。現在もその体重を維持し「ダイエット成功の鍵はマインド改革にあり! それができてないから失敗しちゃうんですよ!」と豪語するOurAge編集部スタッフ、ハイジ子。そのややムチャ気味なダイエットの軌跡(奇跡!?)を医師二人が検証&コメント。果たして成功の秘訣は!?
「高血圧ですね」。衝撃の事実は40代に入ってしばらくしてからの定期健康診断で明らかになりました。
その頃、30代とまったく変わらない生活を続けていた私。食生活ももちろん昔のまま。食べたいときに食べたいだけ食べる。たとえ夜中でも焼肉OK!からのアイスクリームもOK!な食べたい放題生活。さすがにちょっと太ってきたなーと思いながらも、そもそもAラインのワンピースのようなゆるいシルエットの服が好きだったのもあり、服がキツくてどうにも・・・といった逼迫した状況にもならず。結果、気づけばなんと8キロも増量! さすがにヤバイな、と思っていた矢先の年に一度の健康診断でした。
血圧測定時の「うーーん、、、血圧が高いですね」との医師の言葉に、「は??」。じつはハイジ子、それ以前は、ものごころついて以来の筋金入り(!?)の低血圧体質。血圧測定といえば「血圧低めですね」が毎回の検査時の医師・看護師からのお決まりのコメントでした。なのに、高血圧!??
さすがに医師も昨年までのデータと見比べながら不審がり、2度ほど血圧を測り直すも、やっぱり高い数値が出てしまう。最終的には、「他の検査が終わってから、再度、測り直しましょう」と提案され、検診の最後に4度めの正直の血圧測定。が、そこに出た数値はやっぱり高い!「うーん、やはり高血圧ですねえ」。えーーーっ!!?? 昨年までは低血圧だったのに、高血圧!!?? どうなってんの、私の身体?! てか、いきなり高血圧って、やばくない!?
「先生、血圧を下げるにはどうしたらいいんでしょうか?!」と焦るハイジ子に、医師は「しばらく様子をみてください」。って!! 様子見!? それじゃダメでしょ!!と焦る私。どうしたらいいんだ!? ともんもんとしつつの2週間後、届いた血液検査の結果には、さらに仰天の事実が!
From Dr. 藤田
「30代半ばをすぎるとエストロゲンが急激に減ってくるため、女性は大抵太り始めるんですよ。その影響で血圧も急に高くなったりします。またアラフォーは何かとストレスの多い世代。ストレスがかかると、脳が快楽中枢から“食べろ”って指令を出すんです。20代に比べ基礎代謝も落ちているし、脳の言うことをそのまま聞いていたらメタボまっしぐらです」
〈Profile〉
ハイジ子
OurAge編集部スタッフ。身長156cmのアラフィフ女子。幼少時より胃腸が丈夫で食いしん坊。無茶食いしてもへっちゃらなため、欲望のままに食べ続けた結果、40代を迎えて体重は激増、60kg目前に。健康診断での「高血圧」宣告により、本気と書いてマジなダイエットを決意。この連載は、そのドラマチックすぎる(←本人談)ダイエットの嘘偽りのない記録である。
Dr. 藤田紘一郎(ふじたこういちろう/東京医科歯科大学名誉教授)
免疫や伝染病研究の第一人者。寄生虫博士としても名高い。食べ方を変えることで糖尿病や肥満を克服したダイエット成功者でもある。主な著作には『脳はバカ腸はかしこい』(三笠書房)、『毛細血管は「腸活」で強くなる」(ワニブックス)など。
Illustration : tent