ウォーキングというと、1万歩歩く、30分以上歩く…など、歩数や時間をイメージすることが多いもの。ただ、多忙な茅ヶ崎マダムズ二人に時間のかかるウォーキングはなかなか難しいことが予想されました。そんななか、池田先生が提案するのが、逆転の発想で脂肪燃焼を目指すオリジナルの歩き方です。
ウォーキング指導をしてくれるのは
池田ノリアキさん
ウォーキングトレーナー
1958年生まれ。ウォーキングトレーナー。国内外1,000回以上のウォーキング講習会やセミナーを担い、4万人以上を指導。
TV・ラジオ・新聞・雑誌などにも数多く登場。全日本ノルディック・ウォーク連盟公認指導員としても活躍中
「『特に上半身でリードする』というウォーキング法、略して『特上ウォーキング』です(笑)。上半身を効果的に動かすことで、全身を使う歩き方にレベルアップします。習得できれば、日常の一歩一歩が運動効果を高めることに!」(池田先生)
レッスンではシューズの履き方や姿勢の保ち方から伝授。そして上半身を大きく使う基本フォームを学びます。ふらふらブラブラ歩いていた二人のウォーキングフォームが一日でガラリと変わったのは言うまでもありません。
ダイエットがスタートすると、二人は移動時間を利用したり、少しでも時間を見つけてはこのウォーキング法の習得に励みました。
さらに日常の活動量を増やすべく、池田先生は「時間があったら体を動かそう」と日々励ましのメッセージを。
池田流「特上ウォーキング」
「特に上半身」を使うためのキーは肘・肩・肩甲骨の3つ。
これらを後ろへ引くと、骨盤ごと脚が前に出ます。
腕は振るのではなく、後方に「二の腕を引く」のがコツ。
根っから関西ノリの池田先生の座学。老若男女を引きつけるパワーが!
上半身と下半身をひねりながらのウォーキング。濡れタオルを絞るように、みぞおちを中心に全身をひねって歩く練習です。
ウォーキングにはひも付きのシューズが必須。かかとが動かないように固定するため、毎回ひもを締め直すのもミッションのひとつ
さて、池田先生の指導で、2人の歩き方はどう変化したでしょう?
レイチェル
(1965年生まれ・自営業)
身長●158㎝ 体重●69.7㎏
体脂肪率●39.8%
脚はうまく使えていても上半身が動いてない!前にだけ振っていた腕を「引く、引く」と唱えながら歩き、改善していきました!
ゆーこ姐さん
(1963年生まれ・会社員)
身長●160㎝ 体重●72.5㎏
体脂肪率●40.7%
歩幅が小さく、膝も曲がった歩き方。上半身が前に倒れているのが原因でした。上半身を起こし、腕を後ろに引いてみたら見違えるようなフォームに!
池田先生のレッスン後、二人は地元で自習。時々、早朝ウォーキングを。これは1カ月後の雄姿。上のウォーキングフォームの撮影時と比べて、もうだいぶお腹まわりがすっきり引き締まってる!
買っただけで長年使っていなかったノルディック用のウォーキングポールも、いよいよ活躍のとき!
茅ヶ崎っ子の二人はサーフィン、SUP、ボディボードもお手のもの。この日は久しぶりに二人そろってGO!
(次回は「パーソナルトレーニングで筋力アップ!」です。お楽しみに!)
撮影/露木聡子 ヘア&メイク/窪田健吾(aiutare)構成・原文/蓮見則子