MyAge/OurAgeダイエット倶楽部第6シーズン、新メンバー2名を迎え、新たなダイエットの取り組みを詳細リポートします。なぜ太ってしまうの? なぜ痩せられないの? 何が悪いの!? 食事からその根本原因を解明し、「痩せる体質」をつくってしまおうというプロジェクトの始まりです!
監修ドクター
機能性医学の国内第一人者
斎藤糧三さん
Ryozo Saito
1973年生まれ。医師。日本機能性医学研究所所長。細胞機能再生クリニック「RECLINIC」院長。ナグモクリニック東京 アンチエイジング・機能性医学外来医長。健康食ケトジェニックダイエットの普及と啓蒙を目的とする、一般社団法人日本ファンクショナルダイエット協会副理事長。テレビや雑誌などのメディア出演や著書も多数。日本機能性医学研究所のホームページはコチラ
食生活管理人
管理栄養士
中原なおみさん
Naomi Nakahara
1982年生まれ。管理栄養士、オーソモレキュラー栄養カウンセラー。子育てのかたわら遠隔栄養指導や講師などを務め、日々奮闘中
第6シーズンメンバー
部員No.22 サナ子こと
西山早苗さん
1974年生まれ・パート
身長/153.7㎝
体重/58.2㎏
体脂肪率/35.9%
部員No.23 ミナミナこと
田中三奈子さん
1970年生まれ・主婦
身長/168.7㎝
体重/66.7㎏
体脂肪率/36.7%
ダイエット倶楽部とは…
太りやすくて痩せにくいOurAge世代のために、創刊号からスタートした連載。一人では痩せられない! という読者を選抜し、ダイエットをサポートしています。
<ダイエット倶楽部のオキテ5>
◎ スタート前に健康状態をチェック
◎ 健康と栄養の正しい知識を!
◎ たくさん動いて活動量を増やす
◎ 筋肉を落とさないよう運動を追加
◎ 食事・体重・体脂肪率を毎日記録
痩せられない原因を探すことからスタート!
今回から参加する新メンバーは、「もしかして自分は痩せにくい体質なのかも」「昔のように頑張っても全然痩せられない!」と嘆く二人。
スペシャルサポーターは、第5シーズンでも監修していただいた斎藤糧三先生。先生が昨年開院したクリニックでは、初診で必ず不調の原因を調べる検査を実施しますが、この検査、“痩せられない人の根本原因を突き止める”のにも役立っています。まさにそれ、ダイエット倶楽部向きではありませんか!
「OurAge世代は女性ホルモンが急に減少する時期。代謝が落ちているので昔と同じようにダイエットしても痩せないのは当たり前。そのほかにも痩せられない原因があるかを探りましょう」(斎藤先生)
なかでも斎藤先生が注目するのは、「新型栄養失調」。血液検査で栄養解析することで、必要な栄養素の過不足が浮き彫りになります。そして、実は慢性的な不調の原因になっていることが多い「食物過敏症」。いわゆる遅延型のアレルギーですが、これが意外にも肥満の原因に。好きでよく食べるものほど、このアレルギー反応が出るのだそう。
「栄養の勉強をして食事に気を使っている人でない限り、皆さん笑ってなんかいられないほど散々な結果になりますよ(笑)。検査後の食生活の改善は必至です」(斎藤先生)
さて、新メンバーの二人にはどんな検査結果が待っているでしょう?
OurAge世代が太りやすくて痩せにくい
意外な盲点とは?
大注目! 新型栄養失調
食事はとっているつもりでもカロリーばかりで、体に必要な栄養素、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足している状態を「新型栄養失調」と呼びます。いろいろな不調の引き金になるほか、まさしく痩せられない原因に!
大注目! 食物過敏症(遅延型食物アレルギー)
食べてすぐに症状が出る即時型の食物アレルギーとは違い、数時間から数日かけて症状が出るため、自覚がない人が多いのが食物過敏症。さまざまな慢性的不調の要因になりますが、そのひとつが肥満! これは聞き捨てなりません!
女性ホルモンの減少
OurAge世代は言わずとしれた更年期。誰でも急激に女性ホルモンが減少し、代謝が落ちてしまう時期です。それまでと同じ生活習慣では太るのが当然なのです。
甲状腺ホルモンの低下
40代以降の女性に多くなる甲状腺ホルモンの低下。全身の代謝が悪くなるので、あまり食べていないのに太るのも症状のひとつ。気になる人はぜひ調べたい項目。
自律神経の乱れ
体のあらゆる機能を調整している自律神経。交感神経と副交感神経のバランスが乱れると代謝の低下、血流悪化、便秘などに直結。まさにダイエットの大敵!
ストレスフルな生活環境
ストレスは交感神経を優位にし、自律神経のバランスが乱れてさまざまな悪影響が。また、ストレスホルモン、コルチゾールの影響で体脂肪がたまりやすく…。
老化による筋肉量の低下
50代以降、筋肉は1年に1%ずつ減少! 筋肉量が落ちるということは、つまり基礎代謝量も減るということ。
睡眠不足
睡眠時間が4時間以下だと肥満のもと、というのが近年の定説。代謝の低下をはじめ、さまざまな弊害が!
まずは検査とカウンセリングから
記念すべき、新メンバーと斎藤先生の初対面。二人の顔色と手の色を見ただけで、「二人ともタンパク質が不足してますね」って…ホント!?
まずは血液検査と尿検査。
こちらは自律神経の測定をしているところ。
斎藤先生がじきじきにチェックしてくれたのは、マイクロスコープによる毛細血管の様子。これによって血流の評価をします
斎藤先生が院長を務めるクリニックがこちら
RECLINIC(アール・イー・クリニック)
幹細胞培養上清液を用いた再生医療がメインです。おもな治療メニューは毛髪再生、肌再生、痩身の3つ。今回二人が行なった初回検査にカウンセリングと施術がついた、初回トライアルメニューもあり。
東京都港区南青山3-3-14 チェリーズガーデン南青山2F ☎︎03-5770-8118
診療時間/10:00~19:00 ㊡日・月曜
クリニックのホームページはコチラから
次回は「栄養状態を見るための機能性医学栄養検査から浮かび上がる、二人の驚きの結果とは!/食事リセットで痩せる体に編②」をご紹介します。
撮影/矢部ひとみ ヘア&メイク/NATSU 構成・原文/蓮見則子