食事や運動を頑張って体型をキープしているつもりでも、じわじわと増える体重…。なぜ太ってしまうのかをダイエット倶楽部のスペシャルサポータとしてお世話になっている斎藤糧三先生に解説して頂きました。
監修ドクター
1973年生まれ。医師。日本機能性医学研究所所長。日本ファンクショナルダイエット協会副理事長。ナグモクリニック東京 アンチエイジング・機能性医学外来医長。2019年、細胞機能再生クリニック「RECLINIC」を開院、院長に。日本機能性医学研究所のホームページはコチラ
代謝をアップするために「体リセット」の期間を!
今回、全面的に監修してくださるのは、ダイエット倶楽部のスペシャルサポーターとして、これまでに何度もお世話になっている斎藤糧三先生。
「ケトジェニックダイエット」を提唱しているだけでなく、元産婦人科医で、美容皮膚科治療や栄養療法、ホルモン療法などトータルアンチエイジングに詳しいとあって、OurAge世代の悩みにスイスイと助言や改善策を提案してくれるのが心強い!
「ダイエット倶楽部の皆さんは食事や運動などさまざまな知識を得ているので、リバウンドしていないほう。でも、女性ホルモンが減少し、老化によって筋肉量も低下していくなか、徐々に太っていくのは普通です。
一方で、私の栄養外来で目立つのは、食べているつもりでも必要な栄養素が全然足りていない女性。自己流の糖質制限によって筋肉量や骨量が減ってしまっている女性も多いんですよ。
今回も最初に血液検査をしたけれど、二人とも中途半端な炭水化物抜きダイエットで、筋肉減少に拍車がかかっている状態。だから体脂肪が徐々に増えてきているんです。
急がず、栄養をとることから始めるのがいいと思う。運動も効率のよい方法を取り入れて、いったん体をリセットしてみましょう!」
まずは健康状態をチェック!
最初に健康状態をチェックするため斎藤糧三先生の栄養外来を受診。ナグモクリニック東京 栄養外来(毎週月・木曜) 予約☎︎03-6261-3251
太りやすくて痩せにくいのは当たり前!
女性ホルモンの減少による代謝の低下
OurAge世代は、代謝を促す役割のある女性ホルモン(エストロゲン)が一気に減る時期。代謝が悪くなっているので、それまでと同じ生活をしていると徐々に太ってしまうのが当然!
老化による筋肉量の低下
50代以降、筋肉は1年に1%ずつ減っていきます。筋肉が落ちる=基礎代謝量も減るということ。筋肉は運動しないからだけでなく、食事内容でも減ってしまうことを肝に銘じて!
「どうしても太りやすくなっている体をいったんリセットして、痩せやすい体に近づけよう!」という斎藤糧三先生。2カ月間のリセット大作戦、スタート!
撮影/露木聡子 構成・原文/蓮見則子