年齢とともに増える体のトラブルのひとつが、口腔内の不調。虫歯や嚙み合わせの問題だけでなく、過去に治療した箇所の不具合、歯と歯茎の衰えなど問題はさまざま。素敵女医の皆さんの歯の悩みと日頃のケアについて、詳しく聞きました。
素敵女医の実に75%が、歯と口腔内になんらかのトラブルを抱えていることがわかりました。実際にどのようなトラブルなのかは次回より紹介します。
今回の「素敵女医」連載のテーマは “オーラルケア”
自宅でのお手入れ方法やホワイトニングについてはもちろん、最近注目されている歯周病と認知症との関係についても、興味深い意見が多数ありました。
「近年、口腔内の衛生状況が、認知症や糖尿病などの疾病と関連していることが明らかになってきています。高齢化社会を見据えた場合、いかに口腔内を健康に維持できるかが、生活の質を上げるカギになります」(BelleDent志田歯科・志田佐和子先生)
志田佐和子さん Sawako Shida
66歳 歯科 Belle Dent 志田歯科
そして、現在のオーラルケアについては、こんな意見も
「身内に歯科医が数名いることもあり、日頃から歯のケアには気を配っています。特に今、重要だと考えているのは、歯科医院で歯石や歯垢を除去してもらうこと。口腔内の細菌を減らすことが新型コロナウイルス肺炎の重症化予防につながるので、定期的なクリーニングとチェックは欠かせません」(アイクリニック天神・大倉萬佐子先生)
58歳 眼科 アイクリニック天神
コロナ禍で、歯科医院への通院を控えている人も多い昨今。むしろこんな時期だからこそ、普段以上に念入りなケアを心がけたいものですね。
S-Joyとは、素敵女医(SUTEKI JOI)からのネーミング。Over-45のOurAge世代で、若々しくイキイキと輝いている女性医師に、ずっと美しく健康で過ごす秘訣を伝授してもらうシリーズです。
美容皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、幅広い科の先生方の専門知識を生かしたアドバイスや、ご本人が実践していることなどをお伝えします。
イラスト/ミック・イタヤ 取材・原文/上田恵子