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【歯科医師・石井さとこのドライマウス対策顔トレ動画つき】いまや国民病⁉ コロナ禍で増加⁉

石井さとこ

石井さとこ

歯科医師・ 口もと美容スペシャリスト。

歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。明るく、フレンドリーなキャラクターから「さとこ先生」と呼ばれ親しまれている。
女性歯科医師ならではの、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口元メイクについてのアドバイスに定評がある。
女優・モデル・タレント・アナウンサーなど、多数のビューティーセレブからの信頼も厚い。最新刊は『マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ』。テレビなどメディアで話題に。

略歴
「ホワイトホワイト デンタルクリニック」院長。
2005年からミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクターからの要請で、
オフィシャルサプライヤーとして歯をプロデュース。
同年、知花くららさんがミス・ユニバース世界大会第2位。
2007年には森理世さんがミス・ユニバース世界大会で日本人
48年ぶりの優勝を飾る。
また、2008年代表の美馬寛子さん、2009年代表の宮坂絵美里さんや、
2010年代表の板井麻衣子さんも大きな結果を残す。以降2012年まで務める。最新情報はこちら

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いまや、国民病!? コロナ禍で増加したあの症状

 

みなさま、今年はどんな一年でしたか? こんなフレーズがぴったりの季節になりました。

コロナ禍、戦争、値上がり等、厳しい中、生きている事にひたすら感謝する1年だったような気がします。ストレスの多い1年でした。そんな中、歯科の中でも増加してるあの症状が話題に上がっていました。

それは……ドライマウス

 

ドライマウスのお話はこのコラムにも何回か書いていますが、今回は私の経験をまじえながらお伝えしますね♡

 

ドライマウスといえば、以前は50代更年期の女性に多い症状の一つ、唾液の減少から発症する口内の渇きを示す病態です。成人では1日約1.5ℓ分泌される唾液が50%に減ると、症状を自覚するといわれています。

症状は主に、口内の渇きや舌の痛み、嚥下困難、味覚異常。

唾液の分泌低下により、口腔内の衛生状況が悪くなり、口臭から虫歯や歯周病の悪化、さらには全身の健康を脅かす方向に向かっていってしまいます。

 

 

コロナ禍でドライマウスが増えた原因は?

 

ドライマウスの専門医によると、いまや4人に1人がドライマウス予備軍だそうです。

しかも、更年期の女子だけでなく若い人にも増えている。原因のひとつはコロナ禍でのストレス。

唾液の中にはストレスに打ち勝つ成分が含まれているのですが、ストレス過多で唾液の分泌が抑制されると、口内のバランスも心のバランスも乱れやすくなるのです。

 

また、コロナ感染をして、薬物療法からドライマウスの症状を引き起こしたケースも増加したようです。この薬物が原因のドライマウス症状は、先日私も経験しました。

漢方薬、錠剤、どれがドライマウスの原因?

 

 

風邪薬にもドライマウスを起こす成分がある?

 

11月の半ばに珍しく風邪を引きました。熱もなく、喉がイガイガする程度のものですが、このご時世、自己判断はタブーです。

翌日には撮影に立ち会う仕事を控えていたので、急遽オンラインでのやり取りに切り替えて頂き、仕事を終えてから、かかりつけ医の発熱外来のPCR検査へ。

 

コロナ禍以前ならば、検査もなく、パパっと診てもらえたな…。なんて思いもよぎりましたが、それでも、すぐ診てもらえたことにまずは感謝です。

PCR検査の結果はコロナ陰性でした。風邪の診断に従い、漢方薬と咳や痰を出しやすくする錠剤を2種類が処方されました。4日間服用して、症状は改善。

 

やっぱり、風邪といえども病気ですね、休養、栄養、水分補給は回復力を高めると実感しつつ、あれ? なんか、妙に口内が渇く…。と、気がついたのが、薬の服用3日目辺り。

薬を飲んで、1時間後くらいから猛烈に渇く口内。水を飲まずにいられません。

飲んでも渇く、モノを飲み込むにも水で流す感じ、ガム嚙みしても唾液の分泌を少なく感じる…。

あ、これがドライマウスなんだ! と初めて思いました。

 

時間の経過で薬が切れてくると、ドライマウスは解消。

処方薬の説明書きをじっくり見て、漢方薬含めた薬の中で、どれが口渇の原因になっているのかを調べてみました。思い当たる薬は、たぶん、咳を鎮める錠剤。

 

あ、なるほどと思いました。薬を服用する習慣のない私には、説明書きは新鮮でした。薬を処方された時に、目を通しておくことで副作用の究明に役立ちますね。犯人探しの刑事になった気分です。

 

幸い、体の回復と薬も飲みきり、ドライマウスは自然に消失しましたが、ドライマウス、意外とキツかったし、心理的に不安感もあり、患者さんの辛い気持ちがわかった気がしました。

ドライマウスの原因には、抗うつ薬や降圧剤、抗パーキンソン病薬等の副作用がありますが、風邪薬など、身近にある薬剤にも含まれているということを実感しました。

処方された薬の説明書きはしっかり読んだほうがいいですね

 

 

ドライマウスかな? と感じたら
「唾液湧く湧くワクワクマッサージ」を♪

 

ドライマウス体験で、改めて私達の体は唾液の恩恵にあやかっていると思いましたが、出す努力も必要と自覚。

今や毎朝の習慣にしている、唾液線を刺激し、唾液を出すマッサージ、「唾液湧く湧くワクワクマッサージ」をお教えします!!

 

唾液を分泌する唾液腺は顔の下、あご周りに集中。

フェイスラインに沿って、3大唾液腺、顎下腺、舌下腺、耳下腺のポイントを適度にマッサージしてサラサラ唾液を出しましょう。

あご周りのリンパも良く流れて、血流もアップ!!

ワクワクした気持ちで行うことで、リラックス効果もあり、唾液の泉もさらに湧く湧く~!

 

 

 

 

何かとストレスの多い、変化の激しい一年でしたね。

私も家族同様に暮らしていた犬を亡くし、生きている事の大切さに気づかされる年でもありました。

来年は、また、歯ッピーな情報や、心が元気になる事を少しでもお届けできたら歯ッピーです♡

 

『マスク老け撃退顔トレ』の本には、この他の唾液が湧く顔トレを紹介してすます。どんどんやってくださいね!

ありがとうございました。

 

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気になるたるみやシワ、ドライマウス対策に! さとこ先生の顔トレがこの一冊に!!

『マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ』

 

この本では、マスク下でできる舌や表情筋のエクササイズを公開。

すべてのメソッドは二次元コードから、やり方がわかる動画が見られます。

また、ウイルスや菌に負けないための口もと習慣にも役立つ一冊です。

毎日の顔トレと、新しい口もと習慣でご機嫌な口もとになりましょう!

 

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