ウォーキングをするうえで重要なのが、足に負担をかけないシューズ選び。スポーツシューズに詳しいファッションスタイリストの工藤満美さんが、最新のウォーキング向けシューズを厳選!
お話をお伺いしたのは
工藤満美さん
Mami Kudo
ファッションスタイリスト。自身もランニングとフィットネスが趣味で、スポーツウエアデザイナーとしての経験もあることから、スポーツシーンのスタイリングが人気。今回、お勧めポイントも解説
クッション機能が優れているものを選ぶことが最も重要。
購入時は必ず試し履きを
「ウォーキングをするときのシューズは、クッション機能がないと足に負担をかけるので、クッション性の高いものを選ぶことが最も重要。
ウォーキングシューズはもちろん、ランニングシューズでも初心者向けは、ふわふわしたクッションで長時間の歩行に適しているものが多いのでおすすめです。
購入時には必ず試し履きし、足の甲がきつくないか、足指の屈曲部分が柔軟か、つま先が当たっていないか、くるぶしが履き口に当たらないか、かかとがフィットしているか、土踏まずのカーブに合っているかを確認してください」
(工藤満美さん)
ゆくゆくはランをしたい人にも
ロッキングチェアのような形状のソールが、体重をわずかに前に傾け、かかと〜中足部〜前足部への体重移動を促し、自然な推進力を感じさせてくれます。幅広でサポート力に優れたフォルムは安定感があり、足がスムーズに真っすぐな線を描き、横ブレを防ぐように誘導。
「スタイリッシュなデザインなのでコーディネートのアクセントに。ジャケットなどかっちりした服とも相性抜群。ゆくゆくはランニングを、という人にもおすすめです」
コートスタイルも軽快に見える
着脱しやすいスリッポン構造。軽量でクッション性の高いミッドソール“REVLITE”により足運びもスムーズ。表面はメッシュで通気性がよく、ヒール部に伸びるストラップや、前足部にちりばめられたロゴはリフレクター(反射板)仕様。
「おしゃれな履きこなしができて人気のニューバランスは、実は矯正靴メーカーとして生まれたので機能も優秀。白のスマートなデザインなので重く見えがちなコートスタイルに合わせても軽快に見せてくれます」
スエード素材で普段使いにも
足腰への負担を取り除いた靴として、医療従事者などにも愛用者の多いブランド「ダンスコ」のトラベルシューズ。足裏に優しくフィットするインソールや、安定性と衝撃吸収性を兼ね備えた軽量のミッドソール、においや湿気を防ぐ裏地を搭載。APMA(アメリカ足病医学協会)認定。
「スポーティなデザインが苦手な人や、トレーニングしている感じを見せたくない人におすすめ。アッパーはスエードで、ナチュラル系ファッションともなじみます」
マシュマロのような極上の履き心地
類を見ない厚さのミッドソールで話題のランニングシューズブランド「ホカ オネオネ」。ボリュームのあるミッドソールは軽量で衝撃吸収性抜群。傾斜のあるヒールは滑らかな着地を実現。履き口まわりのアンクルパッドはクッション性が高く、どんな形状の足首も優しく包み込みます。
「マシュマロのようなクッションは極上の履き心地。目を引くデザインでランナーにも大人気。取り入れるだけでおしゃれに見えちゃいます」
撮影/藤澤由加 取材・原文/和田美穂
次回も工藤満美さんおすすめのシューズをご紹介します。
※この記事はMyAge2020年冬号に掲載されたものです。
記事中の商品の価格は、税抜価格で表示されています。
商品をお買い求めの際は消費税を含めた総額をご確認ください。