立つことが大事とわかっていても、環境的になかなかかなわないこともあります。そんな人は、座ったままでよいので運動を。誰にも気づかれずに思った部位に効く運動を「こそっと」しましょう。
エクササイズ指導/嵩下敏文(パーソナルケア・トレーニングPR)
もも裏とお尻に効く!
腰痛の原因は、意外にも腰ではないことも多いもの。ハムストリングスとお尻のストレッチで腰痛も予防できます。
やや浅く腰かけ、片脚をできるだけ伸ばして。かかとをつけてつま先を天井に向け、背すじを伸ばしたまま上半身を前に倒します。そのまま30秒キープ
背すじが丸まってしまうと効果が薄れてしまいます。膝が曲がってしまうのもNG。ももの裏がキューッと伸びるのを感じて
ふくらはぎに効く!
ふくらはぎは第2の心臓。足首を動かしてふくらはぎを動かすことで血行を促進し、冷えやむくみを予防!
つま先は床につけたまま、かかとの上げ下げを1分。太ももが思いきり上がるくらい、1回1回かかとを高く上げるのがポイント
今度は反対に、かかとを床につけたまま、つま先を上げ下げ1分。足首が硬い人はふくらはぎの伸びを感じるところまででOK
首&肩に効く!
首こり・肩こりしやすい人は、僧帽筋のストレッチが効果的です。衿あしから背中にかけて、パーカのフードが下りるあたりが僧帽筋です。
伸ばしたいほうの手の甲(ここでは左手)を反対のお尻に固定して、頭を斜め右前に倒します。肩は平行を保ったまま動かさず、首筋から肩をグーッと伸ばす要領で。そのまま15秒キープ
前から見るとこんな感じ。コチコチに固まった首から肩が伸びるのを感じて。反対側も同様にストレッチします
撮影/露木聡子 ヘア&メイク/小林 懸(glams) モデル/くらさわかずえ スタイリスト/日置 彩 イラスト/山崎真理子 構成・原文/蓮見則子
※この記事はMyAge2020年冬号に掲載されたものです。記事中の商品の価格は、税抜価格で表示されています。商品をお買い求めの際は消費税を含めた総額をご確認ください。