ぽっこりお腹を撃退するには骨盤底筋トレーニングが重要になります。今回は、骨盤底筋の基本の動かし方をご紹介します。
教えていただいたのは
中村雄一さん
Yuichi Nakamura
理学療法士。筋膜マニピュレーション認定スペシャリスト。動きの癖や姿勢から痛みを解消する専門家でもあり、便秘、冷え、生理痛など自律神経系の不調ケアも得意
半田 瞳さん
Hitomi Handa
理学療法士。筋膜マニピュレーション認定スペシャリスト。骨盤底筋と尿失禁の研究を専門に行い、多くの論文を発表。独自に開発した骨盤底筋体操の有効性も科学的に証明
間違った使い方ではお腹はへこまない!
骨盤底筋の再教育
骨盤底筋の場所は?
骨盤底筋の場所はきちんと把握していますか? かなり大きな生理用ナプキンが当たるエリア全部が骨盤底筋だと思いましょう。尿道・腟・肛門は骨盤底筋によってコントロールされているので、締めたり緩めたりして確認を。
骨盤底筋の動かし方・基本
内臓の重さを感じないよう、よつばいの姿勢をとります。いったん腟でそばをすすり上げるイメージで息を吸い、息を吐くのと一緒に、ゆっくり尿道と腟を内臓のほうに引き上げて収縮させます。息を吐くときのポイントは、尿道と腟をおへそ側へ吸い上げるように骨盤底筋を引き込む感じに。このとき、腹直筋(お腹の中央を走る筋肉)やお尻の筋肉、肛門のまわりの筋肉には力が入らないように。骨盤底筋だけを動かします。
※上の各画像に触れるかコチラから実演動画に飛ぶことができます。
この動かし方はNG!
- ● 骨盤底筋と一緒に腹直筋(お腹の真ん中)に力を入れてしまう
- ● 骨盤底筋を使うとお腹がふくらむ
- ● お尻の筋肉に力を入れてしまう
- ● 肛門のまわりだけ動かしてしまう
- ● 体のあちこちを硬くしてしまう
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/レイナ(クリスタリン) モデル/猪原えりこ スタイリスト/鈴木由里香 イラスト/かくたりかこ 構成・原文/蓮見則子