むっくり解消「背活(せなかつ)」メソッドでは、まず筋膜リリースで、胸、二の腕、脇の筋膜を緩めて、背中の筋肉の動きをよくします。深い呼吸を意識しながら行いましょう。
今までご紹介してきた【むっくり解消「背活(せなかつ)」メソッド】は、下のリンクから飛ぶことができます。
お話を伺ったのは
玉置達彦さん
Tatsuhiko Tamaki
STELLA GYM代表。パーソナルトレーナー。理想のボディに導くストレッチやトレーニングが人気で、女優やYouTuberなどの著名人の顧客も多数。著書に『背中から見た目印象を変える 13の「背活(せなかつ)」メソッド』(主婦の友社)などがある
STEP1
硬い背中を動きやすい状態に
筋膜リリース
胸の筋膜リリース(左右で1分)
猫背だと、胸の大胸筋の筋膜が縮んで硬くなります。その結果、胸が開かず、肩が丸まりやすくなるので、ここもしっかりとほぐして。
1. 握りこぶしを胸に当て圧をかける
床にあぐらをかいて座り、片手で握りこぶしを作り、胸の上部の真ん中あたりに当てます。立って行なってもOK。
2. 中央から外側へ圧をかけながらさする
胸の中央から外側に向けて、圧をかけながらさすります。少しずつ位置を変えながら胸の上部全体を行なって。反対側も同様に。左右で合計1分ほど行いましょう。
二の腕の筋膜リリース(左右で1分)
腕の前(表)側の上腕二頭筋は、普段使うことが多く、硬くなりがち。そのままだと胸が開きにくくなるので、筋膜リリースで緩めます。
1. 手のひらで二の腕前側に圧をかける
床にあぐらをかいて座り、手のひらを反対側の二の腕の前側の最も高い位置に当て、圧をかけます。立って行なってもOK。
2. 下方向に押しながらさすっていく
二の腕に圧をかけたまま、軽く手を左右に動かし、さすりながら少しずつ位置を下へずらしていきます。反対の腕も同様に。左右で合計1分ほどかけて行なって。
脇の筋膜リリース(左右で1分)
脇の筋膜を緩めます。背中に広がる広背筋は、特に脇のあたりが硬くなりやすく、これが肩甲骨の動きを制限することに。
1. 右を下にして寝て握りこぶしを脇へ
右を下にして横向きに寝て、右手を伸ばします。左手で握りこぶしを作り、右脇の下に入れます。
2. 体をスライドさせて脇をほぐす
体重をかけながら体をスライドさせて、握りこぶしで脇を刺激してほぐします。反対側も同様に。左右で合計1分ほど行いましょう。
次回は、背活(せなかつ)メソッドのSTEP2にあたる【ストレッチ】をご紹介します。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木村三喜 モデル/SOGYON スタイリスト/鈴木由里香 構成・原文/和田美穂