「背活」メソッド、筋膜リリースで背中を動きやすい状態にしたら、次は、ストレッチで柔軟性をアップします。このストレッチは、特定の部分を固定して体を伸ばすのが特徴。そこが支点となり、伸ばしたい筋肉を集中的に伸ばせます。
今までご紹介してきた【むっくり解消「背活(せなかつ)」メソッド】は、下のリンクから読むことができます。
【特集】むっくり解消「背活(せなかつ)」メソッド
お話を伺ったのは
玉置達彦さん
Tatsuhiko Tamaki
STELLA GYM代表。パーソナルトレーナー。理想のボディに導くストレッチやトレーニングが人気で、女優やYouTuberなどの著名人の顧客も多数。著書に『背中から見た目印象を変える 13の「背活(せなかつ)」メソッド』(主婦の友社)などがある
STEP2
背中全体の柔軟性をアップ
ストレッチ
胸のストレッチ(これを1回)
猫背になっていると大胸筋が縮んで背中に肉がつき、“巻き肩”にもなりやすく。このストレッチでよく伸ばして胸を開きやすくし、巻き肩や猫背の改善を。
1. 体の後ろで両手を組む
足を軽く開いて立ち、体の後ろで両手を握るように組みます。
2. 手のひらを合わせて胸を開いてキープ
腕を伸ばしたまま左右の手のひらをぴったり合わせ、息を吐きながら胸をグーッと開いて20〜30秒キープ。左右の手のひらをぴったり合わせることで、肩が後ろにきて、胸が開きやすくなる。
体の側面のストレッチ(左右各1回)
背中から脇に広がる広背筋の中でも、特に脇のあたりは縮んで硬くなりがち。すると背中の動きが悪くなり、贅肉や脇のハミ肉の原因に。
1. 脚をくずし、腕を上げて手首をつかむ
床に座り、脚を左横にくずして動かないように固定します。両腕を上に伸ばして、左手で右の手首をつかみます。
2. 手首をつかんで体を左に倒す
息を吐きながら、手首をつかんで左に引っ張るようにして上体を左に倒し、20〜30秒キープ。これを1回。上体は真横に倒し、脇が伸びるのを意識。次に脚を右横にくずして、左右の手を入れ替えて同様に。
背中のストレッチ(左右各1回)
背中の広背筋と、脇の大円筋をさらにしっかりと伸ばしていくストレッチ。背中や脇の余分な脂肪が落ちやすくなり、ウエストもくびれやすくなります。
1. よつんばいになり、左手を右手の前に置く
よつんばいになり、左の手のひらを右の手のひらの前に置く。足は軽く開き、爪先を床につける。
指を開き、左の手のひらを右の手のひらの前について、しっかり固定。
2. 手に体重をかけ、お尻を後ろに引く
左右の手のひらは床にぴったりつけたまま固定し、手に体重をかけて息を吐きながらお尻をできるだけ後ろに引いて20〜30秒キープ。
上から見ると
次回は、背活(せなかつ)メソッドの最後、3STEPにあたる【筋トレ】方法をご紹介します。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木村三喜 モデル/SOGYON スタイリスト/鈴木由里香 構成・原文/和田美穂