こんにちは。MyAge編集長の、すぎです。
何気なく撮られた後ろ姿の写真に、愕然としたことはありませんか? 40歳過ぎから気になる3大老け見え姿勢「猫背・巻き肩・カメ首」は、痛みや万病のもとでもあります。
猫背
肩~腰が丸くなった姿勢。バランスをとるためにぽっこりお腹になるだけでなく、便秘、逆流性食道炎、腰や膝の痛みに発展することも。
巻き肩
肩が前に出ている状態。前かがみの姿勢が長い人に急増中。胸郭が狭くなり、肩こりをはじめ、呼吸器障害を引き起こすことも。
カメ首
首が前に傾き、頸椎のカーブがない状態。ストレートネック、スマホ首ともいわれ、猫背や巻き肩との併発も。二重あごの原因にも。
この3大老け見え姿勢を改善するためには、まず日常生活から「正しい姿勢でいなくては!」と思いますよね。
ところが、実は「よい姿勢とラクな姿勢、両方とることが大切」なんだそう。
よい姿勢というのは、筋肉を使って、靱帯は休んでいる状態。筋肉の疲労がたまり、長時間維持できなくなります。よい姿勢をとることで、背筋の筋トレになりますが、これだけでも腰痛の原因に。
一方、ラクな姿勢の場合は
筋肉は休んでいますが、靱帯を使っている状態。これを続けていると、体の歪みが定着して、猫背、巻き肩、カメ首に。やがて肩、腰、膝などの痛みに発展することもあります。
よい姿勢とラクな姿勢の両方を取り入れることで、“柔軟性”を高めることが、姿勢の改善や痛み防止のための最初のステップ。
ポイントは体にかかるストレスを上手に逃していくこと。そして、少しずつよい姿勢の時間を長くすることです。こうすることで、体がこり固まるのを防ぎ、背筋を鍛えることができます。
同一姿勢を長時間とることは、体の負担になり、姿勢の悪化を招きます。会議などで長く座っている必要がある場合は、よい姿勢→足組み→頰杖を繰り返すのが正解。
背すじを伸ばすと背筋の筋トレに、足を組むと内転筋が緩み、頰杖は背筋を休める効果が。同じ姿勢を避け、こうしてストレスを上手に逃します。態度が悪いと思われないように、さりげなく行いましょう。
MyAge春号のBOOK in BOOK「猫背・巻き肩・カメ首」大改造では、こんな日常生活のポイントから、となえてイメージするだけで心身の緊張が緩み、姿勢がよくなる「魔法のフレーズ10」、そして「くびれ母ちゃん」の愛称で知られるYumicoさんによる「猫背」「巻き肩」「カメ首」それぞれを解消する3ステップの簡単エクササイズをご紹介。編集スタッフの姿勢も改善されましたよ!
ぜひ手に取ってお確かめください。
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監修/山口正貴(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 理学療法士) イラスト/おおさかあゆみ 撮影/塩谷哲平 ヘア&メイク/木下庸子(プラントオパール) モデル/Yumico(YumiCoreBody) 取材・原文/山村浩子