ちょっとしたスキマ時間にできる、胸椎や股関節に痛みが出ないためのパーツストレッチを、整形外科医でスポーツドクターであるの中村格子先生がご紹介します。
痛みの出ない体をつくる
パーツストレッチ
「加齢とともに体のあちこちに痛みが出るのは胸椎、膝、股関節の硬さやお尻の筋肉の衰えが大きな原因。胸椎、股関節を柔軟に保つストレッチで痛みの出ない体づくりを」(中村格子先生)
胸椎
椅子に座って軽く脚を開き、頭の後ろで両手を組みます
息を吸って、背中を丸めながら背中に空気を入れるイメージで左右の肩甲骨を開きます。次に、息を吐きながら1の姿勢に戻ります。これを3回
右手を頭に当て、左手を右ももに置きます。息を吸って、みぞおちから体を左に倒して肋骨に空気を入れます。右のお尻が浮かないよう注意。吐きながら元に戻します。左右各3回
股関節
椅子に座り、右膝を曲げて右足を左膝の上にのせます。右のすねは床と平行になるように倒し、右足首を直角に曲げて、右手を右膝、左手を右足に当てます
そのまま右手で右膝をグーッと押します。余裕がある人は、上体を少し前に倒しましょう。そのまま5秒キープ。これを1〜2回。反対側も同様に行って
※次回は膝を柔らかくするストレッチと、お尻の筋肉を鍛える筋トレをご紹介します。
わたしがおすすめします
整形外科医
中村格子さん
Kakuko Nakamura
Dr.KAKUKOスポーツクリニック理事長。医学博士。スポーツドクター。日本オリンピック委員会(JOC)医学サポートスタッフ。日本体操協会専任メディカルスタッフ(新体操)。近著(共著)に『整形外科医がすすめる一生スタスタ歩けるフリフリ体操』(学研プラス)
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木村三喜 スタイリスト/程野祐子 取材・原文/和田美穂