脂肪を減らし、基礎代謝を上げて内臓脂肪を撃退するMCTオイル
内臓脂肪の撃退によいMCTオイル。その効果について、改めて齋藤真理子先生に伺いました。
「MCTオイルは脂肪が勝手に燃えていく“脂肪燃焼体質”づくりをサポートしてくれます。
脂肪燃焼体質になるには、糖質を制限してエネルギー不足を起こし、脂肪をケトン体に変えてエネルギーにする“脂質代謝”の状態にすることが大切。
とはいえ極端な糖質制限は体に負担をかけますし、リバウンドしやすいという課題もあります。
そんなときの救世主が、MCTオイル。これをとると厳しい糖質制限をしなくても、ケトン体を産生してくれるのです」
※MCTオイルの詳しい働きについては、第4回参照。
そこで、齋藤先生が教えてくれたのが、MCTオイルを手軽にとることができる3種類のドレッシングとソース。サラダや麺など、さまざまな料理に使えるから、作ってみて。
燃えるドレッシング<洋風>
豆乳とMCTオイルを使ったこのドレッシングは、糖質とカロリーを抑えながらも、クリーミーで満足度の高い味わい。生野菜との相性が抜群なのでサラダにかけるのはもちろん、パスタソースにするのもおすすめ。
材料(作りやすい分量)
豆乳…大さじ3
マヨネーズ…大さじ1
MCTオイル…大さじ3
バルサミコ酢…大さじ1
にんにく(すりおろす)…小さじ1
しょうが(すりおろす)…小さじ1
塩…小さじ1/4
粉チーズ…大さじ1
作り方
① 材料すべてをミキサーに入れ、攪拌する。ミキサーがない場合は、空き瓶に材料をすべて入れ、全体が乳化して黄色っぽくなるまで瓶を振って作ればOK。
② 清潔な保存容器(熱湯消毒し、完全に乾かした密閉容器)に入れ、冷蔵庫で保存。冷蔵保存で1週間〜10日程度もつ。
燃えるドレッシング<洋風>をアレンジした
燃え燃えタルタルソース
燃えるドレッシング<洋風>をアレンジして作るタルタルソース。コクがあり、スティック野菜にぴったり。肉や魚介類のフライなどに合わせても。
材料(2人分)
好みの野菜(きゅうり、セロリ、大根、にんじんなど)…適量
玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
燃えるドレッシング<洋風>…50ml
いぶりがっこ(みじん切り)…20g
作り方
① 野菜をスティック状に切る。
② 玉ねぎは水にさらしてザルに上げ、キッチンペーパーで水気を取る。
③ タルタルソースの材料をすべてボウルに入れて混ぜ合わせ、器に盛り、①のスティック野菜につけていただく。
燃えるドレッシング<和風>
玉ねぎやしょうがなどのほのかなピリ辛風味がおいしい和風ドレッシング。野菜だけでなく肉などにもマッチ。鶏ガラスープの素や湯を加えてラーメンのスープにするのも◎。
材料(作りやすい分量)
玉ねぎ(すりおろす)…1/4個
しょうゆ…大さじ2
バルサミコ酢…大さじ1
しょうが(すりおろす)…1片
みりん…大さじ2
塩…小さじ1/5
かつお節…1パック(2〜3g)
MCTオイル…大さじ1
作り方
① 材料をすべてボウルに入れ、混ぜる。ブレンダーで全部を混ぜると玉ねぎの食感がなくなり泡立ってしまうので、玉ねぎはおろし金でおろすのがおすすめ。
② 清潔な保存容器(熱湯消毒し、完全に乾かした密閉容器)に入れ、冷蔵庫で保存。冷蔵保存で1週間〜10日程度もつ。
さっそく作って、食事に取り入れてみてくださいね!
【教えていただいた方】
医療法人社団山本メディカルセンター理事長。2010年に同センターに入職し、皮膚科・形成外科を立ち上げる。アンチエイジング分野にも取り組み、メディカルエステ、ドクターズコスメなどの開発・販売も手がける。2016年山本メディカルセンター2代目院長に就任。皮膚科・形成外科、美容皮膚科、内科、人間ドック、訪問看護ステーションを統括。分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン「桜山茶寮」も運営。著書に『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)がある。
取材・文/和田美穂 料理写真協力/『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)