これから先、できるだけ長く、
健康で美しい歯を維持する必須7条件
50代からは体のほかの部分が変化するように、歯をはじめ口腔内の環境や機能も変化しはじめます。この変化を見過ごさず、早めに対処することが肝心です。歯科の先生に大切な7つのポイントを教えていただきました。
お話を教えてくれたのは
宝田恭子さん Kyoko Takarada
宝田歯科医院院長。歯科医。東京歯科大学卒業、同保存科勤務後、現医院3代目院長に。口元から全身の美を考え独自メソッドを展開。『たるみが消える顔筋リフト 宝田流表情筋トレーニング』(講談社)など著書多数
4.一生つき合える歯科医を見つけよ
名医より、自分に合った長くつき合える医師を探して
今通っている歯科医とはどれくらいのつき合いになりますか? OurAge世代からは、これから先を見越して、長くつき合える歯科医と出会うことも重要だと宝田先生は言います。
「患者さんの中には、歯科医院には歯が痛いときにだけ行く、という方もいます。でも、単発で歯科医院を変えてしまうと、経過もわからないため、治療プランが立てにくくなります。婦人科などでもかかりつけ医を持ったほうがいいように、歯科医も歯や口腔の相談ができる、長くつき合えるかかりつけ医を持ってほしいと思いますね。私のところには、20年、30年と通われている方も少なくありません。介護を受ける世代になっても、その方の口腔内の癖を知っていれば、どう対処するのがベストか検討しやすくなります」
今、かかりつけ医がいない人は、カウンセリングやクリーニングを受けながら、自分に合うかかりつけ医を探していくといい、と宝田先生。
「保険治療だと時間的に難しいかもしれませんが、問題がある歯だけでなく、他の部分の健康や年齢の変化の中での問題などについて、どう対処してくれるか、きちんと相談できる歯科医を探すといいでしょう」
イラスト/内藤しなこ 取材・原文/伊藤まなび