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夜遅くの食事がぎっくり腰の原因になる!? 

鈴木登士彦さん

鈴木登士彦さん

1962年生まれ。せたがや手技均整院院長。NESTA公認トレーナー。骨格矯正、食事栄養療法、運動療法を組み合わせた「自然手技療法」を創始し、25年間でのべ10万人以上のクライアントの健康を担う。政財界関係者、 プロスポーツ選手、芸能人などクライアントは多岐にわたる。著書に『「ひざの痛み」に7つのゆらゆら体操』(三笠書房)など

MyAge/OurAge世代の多くの人が抱えている体の悩みの"腰痛"に関する連載の最終回!

 

夜遅くの飲食が翌朝のぎっくり腰の原因に!?

朝起きたときにぎっくり腰になりやすいのは、実は食事が原因の場合があるとか。

 

「夜遅くに食べすぎると、お腹に未消化物が残ったまま寝ることになるので、ガスがたまって腰の筋肉が張ってしまいます。これが原因で、朝に寝床から起き上がろうとしたとき、ぎっくり腰や腰痛が起きやすくなるのです。ですから夜遅い時間の飲食は避けましょう。普段から食べすぎは控え、腹八分目を心がけることも大切。また、腸内環境が悪く、便秘がちになることでも腰の筋肉の張りを招き、腰痛を起こす原因に。食物繊維や発酵食品など、腸によい食品をしっかりとるようにしましょう」

 

 

ぎっくり腰になった場合の対処法

知っておきたいのが、ぎっくり腰が起きた場合の対処法。

 

「ぎっくり腰が起きたときは、まずは動かず、とにかく安静にすることです。そして仰向けで両膝を立ててゆっくりと深呼吸をし、恥骨タックインと肛門締めを繰り返しましょう。これで回復が早くな ることがあり、30分ほどして楽になったら、ゆっくりと起き上がって動いてOKです。それでも痛むなら3日間は安静にし、鎮痛剤を飲むのもよいと思います。それでもまだ改善しない場合は整形外科などの病院へ行きましょう。痛む部位が腰でなく、お尻から下肢にかけて広がり、しびれもある場合は、ヘルニアなどの神経障害を起こしている可能性もあるので、速やかに病院へ行ってください」

 

 

イラスト/きくちりえ(Softdesign) 取材・原文/和田美穂

 

 

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