細かい字が読めない、ピントが合いづらい、目が疲れやすい…。MyAge/OurAge世代になると、目に関する悩みがどんどん増えてきます。少しでも"快適に見える目"を維持するにはどうしたらいい? 将来、深刻な目の病気にならないよう、今からできることは? 3人の専門家に聞いてみました!
まず注目したいのは、目の専門家3人からの、「見る力」に関する警鐘です。
梶田雅義さん
Masayoshi Kajita
梶田眼科院長。医学博士。日本眼科学会専門医。遠近両用レンズを使った目の調節機能(ピント合わせ)の補助を軸とした治療を行う。老眼研究のエキスパート。
www.kajitaganka.jp
遠視の人は35歳から、
近視の人は44.5歳から、
老眼対策が必要です!
手元が見えにくいメガネをかけ続けていると、
認知能力の低下を招く可能性も
飯田覚士さん
Satoshi Iida
日本視覚能力トレーニング協会代表理事。元プロボクサーで、第9代WBA世界スーパーフライ級チャンピオン。「飯田覚士ボクシング塾ボックスファイ」を主宰。
www.boxfai.com
目の周囲の筋肉の衰えが、
あなたの視野を狭くしています
パソコンやスマホの文字の
変換ミスが増えたら、
「見る力」が衰えているサイン
小沢洋子さん
Yoko Ozawa
慶應義塾大学医学部眼科学教室 専任講師。日本眼科学会専門医・指導医。眼科PDT(光線力学的療法)認定医。加齢黄斑変性など網膜硝子体疾患を中心に、眼科全般の治療を担当
喫煙歴がある人やメタボの人は、
目の病気になるリスクが高いので、要注意!
加齢黄斑変性は
50歳以上の100人に1人
以上に見られます。
他人事ではありません
次回は「遠くが見える『過矯正』が目の老化を早める!?」をご紹介します。
イラスト/かくたりかこ 取材・原文/大石久恵