ライター蓮見の実体験、 20年!
股関節トラブルとのつき合い方
何を隠そう、この特集を担当している本人こそが股関節痛持ち。しかもだいぶ長いおつき合い。ライター魂とでも言うべきか、痛みのことは「イタイタMemo」(←単純!)として克明に記録していました。今だからこそ客観的に見られる股関節トラブルの変遷、少しでも誰かのお役に立てますように。
ライター蓮見の股関節トラブルStory
蓮見則子 Noriko Hasumi
1963年生まれ。フリーランス編集/ライター。 三十数年この道ひと筋。美容、健康、ウエディングなどの分野が多く、MyAgeをはじめ雑誌や書籍、WebサイトとなんでもOK。股関節に病気があっても手術は一生しないのが目標
紆余曲折を経て見つけた痛み改善の鍵
私、蓮見が最初に股関節周辺に違和感を覚えたのは20年近く前。それから数年後、明らかな痛みを感じて病院に行くと、画像では問題がないと、鎮痛剤を出されるのみでした。
さらに数年後、突然股関節の動きが悪くなり、そけい部がこわばる、伸びないという症状に悩まされました。病院に何軒か行っても同じ。整体にもお金をつぎ込みました。まともに歩けなくなり、鎮痛剤以外にステロイド剤の点滴を打ち、そこから仕事に行ったり。
今思えば「安静に」の言葉を真に受けてタクシーばかり。運動しないから股関節は固まる一方。太るのでますます股関節に負担がかかる。余計な筋肉を使うので痛みが出る…の悪循環を繰り返した数年間。つらかったです。
転機は漢方外来。3カ月でかなり痛みが紛れ、気をよくしてウォーキングを始めたら、一気に明るい兆しが!
その後は周囲が驚くほど痩せ、心身ともに健康になった時期です。日常的に数十㎞を歩き、100 ㎞ウォーキング大会もクリア。富士山登山、雪山にも登るわで、アクティブだけれど何度か膝や腸脛靱帯を痛めてみたり…。明らかに動きすぎでした(汗)。
ライター蓮見の、股関節奮闘記年表
(前編:1999~2013年)
(画像右から)
1999年
初めての違和感。歩いているとき、プールで平泳ぎをしたときなど左股関節に痛みを感じたが、そのうち治ってしまった。
2004年前半
歩くと左股関節が痛むことが続いたので病院へ。MRIを撮るも問題はないとのこと。そのうちに痛みは忘れてしまった。
2008年~
この数年間は、特に股関節まわりには違和感を感じず。運動という運動はほとんどしていず、じわじわ太ってきていた。
2008年後半
イベントの取材中に左のそけい部に痛み。 病院でMRIを撮るも原因不明。高額な整体に行き、さらに悪化。足を引きずる。
イタイタ増悪(ぞうあく)期
2008年後半~2011年半ば
病院数軒でレントゲンやMRIを何度も撮るが、原因不明。整体にも数軒通ったが、逆に痛みが増すばかり。足を引きずって歩き、鎮痛剤とタクシーまみれの生活。体重がMaxに!
2009年後半
別の病院でMRIを撮るも原因わからず。仕事は撮影が多かったので、ステロイド剤の点滴を打ってもらい出かける日々。
2011年半ば
漢方外来で漢方薬を処方してもらうと、3カ月ほどで少し痛みが緩和。なるべく歩くようにし、ダイエットも始めた。
2011年後半
担当している雑誌のダイエット企画に自ら参加。ウォーキングを開始。毎日1時間は歩き、週末は山歩きまでするように。
2012年前半~
ウォーキングが高じ、30㎞以上の大会によく参加。100㎞ウォークの大会は22時間で完歩。富士山に登ったりアクティブに。
ライター蓮見の実体験、 20年! 股関節トラブル、次回に続きます。
イラスト/内藤しなこ 構成・原文/蓮見則子