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質のよい睡眠で「脳のお掃除タイム」を/認知症にならないための暮らし方(後編)

認知症にならないために今からできる暮らし方として、今回は良質な睡眠をとることの重要性を解説します。

 

Sleep

睡眠

質のよい睡眠で「脳のお掃除タイム」を確保

質のよい睡眠をとることで、脳の老廃物の排出を促すメカニズムがきちんと働きます。寝る前はテレビやパソコンの電源は切って静かな環境を作りましょう。寝る直前までスマホをいじっているのはNGです。

 

また、起きる時間がバラバラだと体内時計のリズムが乱れます。睡眠時間の長さにはこだわらなくてよいので、就寝時間が遅くなっても、起床時間は一定に。休日もリズムを変えないようにしましょう。

 

眠りへと誘い、活性酸素を除去する働きを持つメラトニン(別名:睡眠ホルモン)は、太陽の光を浴び、その刺激が脳に伝わってから約15時間後に分泌が増えてきます。朝の日光をきちんと感じることも大切です。

 

Brain training

脳トレ

毎日の生活の中で脳に刺激を。
対人コミュニケーションも大切

脳トレといっても、難しいことをする必要はなく、日常生活の中で手軽にできることから始めてみましょう。「日記を書く」「ナビを使わずに目的地に行く」「本の音読」「シャドウイング(テレビやラジオから聞こえてきた言葉を続けて復唱)」「笑う(深呼吸効果で脳に酸素が。鏡を見て笑顔を作るだけでも脳に刺激がある)」など。さらに、人とのコミュニケーションは有効な脳トレ。相手の表情を読み取り、声を聞いて内容を理解し、適切な返答を考えるなど、さまざまな機能を使う優れた認知トレーニングです。

 

 

次回は、ドクターが実践している最新の認知症予防法をご紹介します。

 

撮影/三木麻奈 スタイリスト/サイトウレナ 構成・原文/瀬戸由美子

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