機能性表示食品の誕生で、サプリメント市場は百花繚乱。さまざまな機能をもつサプリが登場する中、認知症予防に効くものや運動と併用することで効果が期待できるものなどをご紹介してきました。今回はサプリメントの定番、ビタミン。古くから注目されているサプリの一つですが、最近のビタミンサプリは、“しっかり体に効かせる”よう進化しています。
お話を伺ったのは…
天ヶ瀬晴信さん
Harunobu Amagase
国際栄養食品協会理事長。東北大学特任教授。薬剤師。米国栄養学会、日本ビタミン学会会員。23年間、米国で医薬品や健康食品、サプリメントの機能研究や開発に携わる
Keyword 3
しっかり体に効かせる! で再注目
ビタミンC・D
日本人は慢性的にビタミン、ミネラルが不足しているといわれています。その中で最近、再注目されているのがビタミンCとD。
「ビタミンCは皮膚や血管、軟骨などを構成するコラーゲンが合成されるときに使われるため、不足すると、免疫力の低下、肌や体の老化を早めます。ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を促進して、骨や歯をつくるのをサポート。これが不足すると、骨折などのリスクを高め、骨粗しょう症やフレイルを加速させる可能性があります」(天ヶ瀬さん)
どちらも、人生100年時代を健康に過ごすために欠かせない栄養素なのです。リポソーム(超微細なカプセル)化することで、胃の消化液から保護して小腸まで届け、血液吸収を最大限に高めたものや、ドクターが監修した高濃度のものを以下に厳選。“しっかり体に効かせる”よう進化しているのが大きなポイントです。
ドクターが開発!
処方箋レベルの必要量
紫外線をガードしすぎるとビタミンD不足で骨粗しょう症、アレルギー、季節性うつなどのリスクが。VD1000 ビタミンD3 1000IU/cap(120カプセル)¥5,000/日本機能性医学研究所
理想的なビタミンC
吸収システムを採用
リポソーム化することで、消化管に運ばれるとただちに小腸から吸収。体内利用率ほぼ100%の高い吸収率。あらゆるストレスの力強い味方! リポ-カプセル ビタミンC(30包)¥7,200/スピック
次回は、保湿効果が期待できるサプリメントに迫ります!
イラスト/古瀬 稔 構成・原文/山村浩子