「のど活」その1〜その4までご紹介した前々回、その5〜その7までご紹介した前回。今回は声を出すこと、体を動かすことなど、その8〜その10をご紹介で「のど活」10カ条の最終回となります。
教えてくださるのは
大谷義夫さん
Yoshio Otani
呼吸器内科医。池袋大谷クリニック院長。東京医科歯科大学呼吸器内科医局長などを経て、2009年より現職。呼吸器内科のスペシャリストとしてメディアでも活躍
その8 おしゃべり、カラオケ、音読はのど活の要
パソコンやスマホの普及、最近はコロナ禍で、人とおしゃべりする機会が減っていませんか?
声を出さないでいると声が老化し、肺の機能も低下します。おしゃべりや、今なら一人カラオケ、文章の音読などで、日頃から声を出すよう心がけて。
その9 三次喫煙にも要注意!
喫煙はもちろん、周囲で煙を吸い込む受動喫煙も問題視されています。
さらに最近では、タバコを吸ったあと家具や壁、ファブリックに付着した有害成分による「三次喫煙」の害も注目されています。家族に喫煙者がいる場合は、改めて禁煙の相談を。
その10 風邪の引きはじめは「プチ運動」が正解!
ウォーキングや軽くプールで泳ぐなど、疲れない程度のプチ運動によって、免疫細胞が活性化してウイルスの活動を抑制するという報告が。
「熱や咳などのつらい症状がある場合は別ですが、風邪かな? と思うくらいのときは、安静にするよりも軽く運動をするのがおすすめです」
イラスト/macco 取材・原文/山村浩子