今回の記事を監修してくれた板谷正紀先生が院長を務める、会員制のアイクリニック。目の健康に不安を抱える50代読者が話題の目のスーパードックを受けてみました!
お話を伺ったのは
板谷正紀さん
Masanori Hangai
眼科医、医学博士。医療法人クラルス理事長、板谷アイクリニック銀座院長。硝子体手術と緑内障手術のエキスパート。
体験者
ゆきさん
1967年生まれ 会社員
半年ほど前に受けた健康診断で、両目ともに初期の加齢黄斑変性の疑いが。改めて目の総合検査をしたいと、今回の体験取材に臨みました。
最新鋭の機器を使った目のスーパードックを体験!
訪ねたのは、外の光がさんさんと降り注ぐ、大きな窓が心地よいインテリア。最新機器を完備し、大学病院レベルの治療が受けられる、新しいタイプのクリニック、板谷アイクリニック銀座です。
受付から通された個室で、まずは熟練したスタッフによる問診を。ここで、目の不調や不安に思っていることなどを伝えます。ゆきさんの場合は、最近、健康診断で両目が加齢黄斑変性の疑いありで経過観察と言われましたが、このままでいいのか不安を抱えているといいます。
問診後は検査室に移動し、視力や眼圧、目に入った光の屈折度などを調べます。暗い検査室ではOCT(光干渉断層計)検査などを実施。眼球の奥にある網膜の断面を画像化することで三次元的にとらえ、むくみや出血の状態など、従来はわからなかった情報が精密に把握できます。
その後、板谷正紀先生による診察を受け、別室でモニターなどを用いて診断結果が伝えられます。
検査の結果、ゆきさんの目は加齢黄斑変性ではなく、それより悪性度の低い黄斑前膜であることが判明。まだ症状は出ていない初期なので、経過観察をすることに。
「受けて本当によかったです。黄斑前膜はよくある病気と聞いて、ひと安心。緑内障、白内障の兆候も見られないとのこと。近視や老眼の現状も把握でき、目も体と同様に、定期健診をする重要性を実感しました」(ゆきさん)
問診から検査結果の説明までの流れ
問診
眼科のクリニックとは思えない、おしゃれなインテリアの明るい個室で、今の目の状態や悩み、不安な点などを話します。
視力、度数、眼圧などの検査
視力検査では裸眼をはじめ、メガネなどで矯正した視力も測ります。屈折検査では近視や乱視、遠視などの屈折度数を。ほかに緑内障に関係する眼圧検査などを行います。
OCT・眼底検査、視野の検査
赤外線を当て、網膜の断面画像を映し出して、眼底の状態を詳しく調べます。視野の検査では、見える範囲に欠けがないか調べます。
ドクター診察
患者が訴える症状などを確認しながら、細い光を目に当てて顕微鏡による検査を行います。拡大された画像で角膜、結膜、虹彩、水晶体、硝子体など、目やその周辺を観察します。
検査結果の説明
診断結果の説明を受けます。ゆきさんの場合、OCT画像から、加齢黄斑変性ではなく、ごく初期の黄斑前膜であることが判明。最新鋭機器による検査だからこそわかった結果でした。
東京都中央区銀座3-3-13 阪急阪神銀座ビル9F
☎03-3563-0101
撮影/小山志麻 構成・原文/山村浩子