歯ブラシやデンタルフロスなど、毎日の口腔ケアに大切な歯磨き用グッズの選び方を、歯科医師の佐藤由紀子先生、堀 滋先生に伺いました。
予防歯科
虫歯や歯周病、歯並びを治しても、口の健康を維持するためには毎日のケアが大切。歯磨きや口の体操など…実践したいこととは?
Q 歯磨き用グッズはどのように選んだらいい?
A 歯の状態により、自分に合ったものを選んで!
「歯ブラシは力のコントロールがしやすいものがいいでしょう。歯磨き剤は虫歯予防が目的なら、エナメル質を強くするフッ素配合のものがおすすめ。最近は日本でも諸外国と同じ基準の高濃度フッ素のものが登場しています。デンタルフロスはY字の柄がついたタイプが初心者向き」(佐藤由紀子先生)。
「歯間ブラシは自分の歯の状態に合ったサイズを選ぶことが大切。歯科医院で適切なサイズを選んでもらうのが一番です」(堀 滋先生)
ブラッシングの圧が強すぎると、ハンドルがしなって、カチッという音で知らせてくれる。歯垢もしっかり除去。
クリニカ NEXT STAGE ハブラシ コンパクト ¥328(編集部調べ)/ライオン
すすいだあともフッ素が長時間吸着する新処方。磨くたびに虫歯の予防効果が持続。爽やかな香り。
クリアクリーン ネクスデント ピュアミント(薬用ハミガキ・120g) ¥385(編集部調べ)/花王
挿入しにくい奥歯の歯間にもラクに入る、初心者も使いやすい設計。洗って繰り返し使えて経済的。
クリニカアドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ 18本入り ¥330(編集部調べ)/ライオン
奥歯の歯間部に届きやすいL字型で、効果的に歯垢を除去。六角形をしたハンドルで、握りやすい。サイズはSSS~L。
ガム歯周プロケア 歯間ブラシL字型 10本入り ¥550/サンスター
お話を伺ったのは
佐藤由紀子さん
Yukiko Sato
歯科医師。ナグモ歯科赤坂クリニック副院長。日本アンチエイジング歯科学会理事、日本歯科審美学会代議員
堀 滋さん
Shigeru Hori
歯科医師。サウラデンタルクリニック院長。海外の最新治療を学び、全身の健康につながる医療を追求
構成・原文/山村浩子