美容のプロも目からウロコ! 「健康のもとに美容が成り立っている」ことを、まさに実感できた、あごの歪み治療の経過を、美容エディターの中込久理さんが公開します。
体験されたのは
中込久理さん
Kuri Nakagome
美容エディター。化粧品会社の広報担当から現職に。MyAgeなど雑誌の美容ページを執筆するほか、OurAgeで連載を持つ。化粧品のスマホ撮影が好きで、SNSでコスメ情報を発信中
ステップバイステップで治療効果が実感できる
「くいしばりや歯ぎしりをしていない? あごが曲がっているよ」。
歯科医院でそう指摘され、あごの歪み治療を始めることになりました。これまで私は、“上下の歯の中心が合っていないのは歯並びのせい”。口角や眉の高さが違うなど顔のアンバランスは、“顔が曲がっている”と思っていたのです。
しかも右側の奥歯が低く、斜めにも歪んでいるという診断。この状態では虫歯になりやすいばかりか、顔がたるみやすくなるのだとか。土台が曲がっていては、どんなに肌を引き上げても非効率。
プロとして20年以上やってきた美容は何だったの? という感じです!
治療はまず、マイオモニターという超低周波治療器で顎関節部と首の後ろに刺激を与えます。数日後にふと鏡をのぞいて笑ってみると、口角が左右均等に上がっていることを発見。
そして、週に1回の治療を数回続けると、上下の歯の中心が合ってきました。
2カ月後くらいから、スプリント(治療用マウスピース)を就寝中につけています。これであごの位置を安定させていき、最終的には奥歯の高さを補綴(ほてつ)で調整してあごがずれないようにするとのこと。治療はこれからも続きます。
触診で顎関節の状態を確認したあと、マイオモニターをかけて咬筋と顎関節周辺、頸椎を刺激し、ほぐします。軽くトントンたたかれる感覚で気持ちがいい。治療直後は顔が楽になり、目が開けやすくなります。
歯型を取って作るスプリントは上の歯に就寝中だけ装着。あごの歪みを矯正するほか、くいしばりや歯ぎしりも防げます。
治療開始から3カ月で早くも変化が
マイオモニターでの治療を2カ月、スプリントを装着して1カ月の経過です。公開するつもりのなかった治療前の顔がお恥ずかしい!
ともに真っすぐ正面を向いて撮影しているのですが、治療前は首をかしげたような状態。ほうれい線の角度や目の印象も変わりました
治療前は下あごが左にずれているため、左の横顔はもったりと二重あご。
右側のフェイスラインは引っ張られているような印象。
3カ月後、横顔の左右差はなくなり、扁平な印象も少しだけ改善されている気がします。
体の変化も感じています
立ち姿勢でいるとき両足に重心をかけているほうがラクになり、朝起きてすぐ感じていた肩こりも緩和しました。あごの歪みの治癒は若い人のほうが早いということはなく、医師によると私は治りが早いようです。
クォードレイトデンタルオフィス
東京都渋谷区恵比寿南1-2-12 ブラウンヴェセル301
☎03-3710-8251
診療時間:火・木曜12:00~20:30、水・金曜10:00~14:00
休診日:月・土・日曜、祝日
完全予約制
マイオモニター1回¥4,000、スプリント製作費¥33,000(ともに保険適用外)、診察料・補綴料などは別途
お話を伺ったのは
窪田 雅さん
Masashi Kubota
クォードレイトデンタルオフィス院長。歯科医。東京歯科大学卒業後、東京女子医科大学病理学教室助手を経て、東京大学医学部大学院で法医学と薬学を学ぶ。1977年の開業当時からあごの治療に携わり、現在までに数多くの症例をみる。自分の歯を長く使えるようにするための、最適な治療を行うことが信条
撮影/小山志麻 構成・原文/中込久理