最近よく聞く治験。いろいろ知ると、さらに興味が湧いて、参加したくなるかも!?
Q. 大人気の治験には何がある?
コロナ禍では、やはり新型コロナウイルス感染症の国産ワクチンの治験に応募が集中している様子。「生活向上WEB」でも過去最大の応募数だったとか。参加した人は、新薬が出たらきっとうれしいはずです!
Q. 治験は全国どこでもやっている?
全国で行っています。厚生労働省は日本全国で治験を活性化するために、治験に関心・意欲のある医療機関が参加しやすいよう、制度改革をしていたこともあったそう。自宅の近くで実施されている可能性も。
Q. いくつかの治験に同時に参加することもできる?
同時に複数の治験を受けることは禁止されています。治験薬の正しい試験ができないためです。ひとつの治験終了後、一定期間(1~4カ月)空けてからでなければ、他の治験には参加できない決まりになっています。
Q. 治験を多くやっているのはどんな医療機関?
大学病院が多いのですが、小さなクリニックも少なくはありません。実績がある医療機関はもちろん、医師が治験に対してとても協力的なことも重要。また、治験に適した検査機器があることも条件に。
Q. プラセボに当たって症状がつらい場合、リタイア可能?
プラセボに当たったかどうかは知らされません。なかにはプラセボで効果が出る人も。事前にあらゆる状況を想定した説明があり、同意したうえで参加するためリタイアはほぼないようです。抗がん剤などの命にかかわる治験では、プラセボは使用されません。
Q. 参加したら、いろいろな連絡は誰ととるの?
治験コーディネーターです。治験に参加中は、日程のこと、薬の使い方や副作用の不安など、なんでも相談していいのです。お世話係と思って頼りましょう!
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イラスト/カツヤマケイコ 取材協力/生活向上WEB 構成・原文/蓮見則子