HAPPY PLUS
https://ourage.jp/karada_genki/more/386045/

あなたは大丈夫? 脳脊髄液の滞りの9割は〇〇が原因!

私たちの健康維持には「脳脊髄液」という体液が不可欠。この脳脊髄液の生成・循環が悪くなると、疲れやすくなったり、頭痛や耳鳴り、不眠、集中力低下といった不調が現れます。その大きな原因と普段の生活習慣の関係について、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師で、「日本パーフェクト整体普及協会」(JPSA)代表の片平悦子さんに伺いました。

脳脊髄液の滞りは悪い座り姿勢が原因かも!?

私たちの体を循環している体液というと、「血液、リンパ液」を思い浮かべますが、その親分ともいえる重要なものが脳脊髄液です。

 

「この脳脊髄液は常に一定の量を生成し、脳と脊髄のまわりを満たして循環しています。これがうまくいかなくなると、さまざまな不調が現れます。

 

脳脊髄液の基本的な知識については第1回参照。

脳脊髄液が生成・循環が悪くなると起こる症状については第2回参照。

 

この脳脊髄液の生成・循環は、喉の奥のほうにある蝶形骨と頭の後ろ側の後頭骨をつなぐ「蝶形後頭底結合」の動きによってコントロールされています。このポンプ役の蝶形後頭底結合にダメージを受ける原因には大きく3パターンがあります」(片平悦子さん)

 

パターン1:出生時に原因がある場合

「赤ちゃんが産道を通るとき、お母さんの踏ん張りがきかなかったり、陣痛が弱いなどで、スムーズに出てこられない場合や、稀に帝王切開が原因になることもあります。

あくまで稀なケースですし、現在はこうしたことに細心の注意がされているので、帝王切開がいけないといっているわけではありません」

 

パターン2:事故などでむち打ちになった場合

「これは交通事故などで急激なショックを受けることで、脳脊髄液が流れている硬膜という袋が破れると、徐々に脳脊髄液が漏れてしまう『脳脊髄液減少症』になることがあります」

パターン3:悪い座り姿勢で仙骨に圧をかけている場合

 

脳脊髄液 姿勢 蝶形後頭底結合 仙骨 連動

「脳脊髄液の入れ物である硬膜は、頭蓋骨の内側にあり、脊柱の中かを通って仙骨※まで続いています。仙骨は左右を腸骨に挟まれていますが、ほんの少しだけ動くゆとりがあって、蝶形後頭底結合という脳脊髄液のポンプが動くと、連動して小さく動いています。

 

※仙骨は背中側の腰椎と尾骨の間にあります。尾骨の先に中指を置いて、手のひらを腰に当てたところが仙骨です」

 

記事が続きます

 

そんな仙骨が動かないようにロックされていたらどうでしょうか?

その大きな原因が悪い姿勢で座ることです。仙骨に体重や圧がかかった状態を長く続けていると、仙骨は動くことができません。

 

本来なら蝶形後頭底結合が動くと仙骨も自然に小さく動いているのに、体の重みで動けないとなると、ポンプにもマイナスの影響が表れます。結果として、脳脊髄液の生成・循環にも悪影響をもたらすことになります」

 

普段から仙骨の位置に注意を払うことが大事!

私たちが日頃気をつけることができるのは、このパターン3です。

 

あなたは普段、どのように椅子に座っているでしょうか?

 

脳脊髄液 姿勢 仙骨の位置

 

「猫背の姿勢(イラスト左)で座っていませんか?

通常、正しい姿勢(イラスト右)で座っているときには、仙骨は座面に対して垂直になっているので圧はかかりません。しかし、椅子に浅く座って背中が丸まり、お尻が前方に滑ったような姿勢になると、骨盤が傾き、仙骨に圧がかかってしまいます」

 

こうした姿勢が癖になって、長時間過ごしているとしたら?

日本人は世界一、座っている時間が長いといわれています。どのように座っているかは脳脊髄液の生成・循環に大きく影響します。

 

日頃から、『自分の仙骨は今、どのような状態になっているのか?』という視点で、常に自分の姿勢を観察する習慣をつけてほしいと思っています」

 

 

【教えていただいた方】

片平悦子
片平悦子さん
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
公式サイトを見る

一般社団法人日本パーフェクト整体普及協会(JPSA)代表。赤門鍼灸柔整専門学校(現、仙台赤門医療専門学校)卒業後、東北大学や金沢大学医学部で2年間の解剖学実習研究生を経て、1986年に仙台市にて鍼灸院を開業。25年の整体師経験からパーフェクト整体®️3大メソッドを確立し、2012年に上京。パーフェクト整体のリアルの講座は500人以上、オンライン講座では3000人以上が受講。著書は10冊あり、累計17万部を超えている。
続きを見る

 

 

イラスト/かくたりかこ 取材・文/山村浩子

MyAge

大人のからだバイブル vol.2 「痛み知らずの体になる!」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消
記事が続きます

今すぐチェック!

第2弾『男で受けた傷を食で癒すとデブだけが残る たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集2』が、電子書籍で発売に!

第2弾『男で受けた傷を食で癒すとデブだけが残る たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集2』が、電子書籍で発売に!

<前の記事

<前の記事
第2回/その不調、「脳脊髄液」の生成・循環が悪いせいかも!?

この連載の最新記事

あなたは大丈夫? 脳脊髄液の滞りの9割は〇〇が原因!

第3回/あなたは大丈夫? 脳脊髄液の滞りの9割は〇〇が原因!

その不調、「脳脊髄液」の生成・循環が悪いせいかも!?

第2回/その不調、「脳脊髄液」の生成・循環が悪いせいかも!?

体液の親分「脳脊髄液」の流れを良くすれば、健康になる!

第1回/体液の親分「脳脊髄液」の流れを良くすれば、健康になる!

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル