自社工場で一貫体制のものづくり「眼鏡市場」
4月某日、株式会社メガネトップ「紫外線対策サングラス事業戦略発表会」が、東京都内で開催されました。
メガネトップは、静岡県に本社を構え、1000店舗以上の眼鏡専門店チェーン「眼鏡市場」を全国展開する企業。福井県鯖江市にある自社工場での一貫体制のものづくりにこだわり、プライベートブランド商品の不良返品率は0.14%(業界平均1.0~2.0%)という高品質を誇ります。
発表会では、同社 代表取締役社長 冨澤昌宏氏、商品部部長 櫻井憲一郎氏、そして眼科医 有田玲子先生が登壇。
紫外線の悪影響から目を守るために注力するメガネトップのサングラス事業戦略の紹介や、紫外線の目への影響に関するトークセッションが行われました。

左から、株式会社メガネトップ 商品部部長 櫻井憲一郎氏、同 代表取締役社長 冨澤昌宏氏、眼科医 有田玲子先生
国内の紫外線量は、増加傾向
発表会で紹介された、気象庁の「国内の紫外線の経年変化」データによると、茨城県つくば市で観測された紫外線量は、年々増加傾向にあります(2025年3月27日発表※)。
紫外線量を測る指標として用いられる、紫外線が人体に及ぼす影響度を示す指標「UVインデックス」(0~11以上)では、UVインデックス8以上で “日中の外出を控えるなどの配慮が必要”(環境省)とされています。
つくば市の観測では、このUVインデックス8以上の日が、1990年の観測開始以降増加中。増加率は10年あたり13日で、2023年には年間80日を超えたのだとか。
紫外線量が増加傾向のなか、UV対策はますます重要になっていると言えます。
※気象庁ホームページ https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/diag_cie.html
紫外線カットのサングラスで、目を守って!
紫外線は、波長によってUV-A、UV-B、UV-Cに分けられます。UV-Cは成層圏などで吸収され、地表には届きません。
有田先生によると、UV-Aは、肌の奥まで届きシワやたるみの原因に。多すぎる紫外線量は目にとっても大敵で、目の中の水晶体や網膜まで届き、白内障や加齢黄斑変性症を引き起こす要因(リスクファクター)になります。
UV-Bは、急性の変換を引き起こし、肌の日焼けやシミ・そばかす、目には角膜炎や結膜炎、ドライアイなどの原因に。
「目は、日焼け止めクリームをぬれないし、服も着られません。何もしなければ、目は丸裸! 白内障などのリスクファクターである紫外線から目を守ることは、将来の視力を守ることにつながります。目のUV対策としては、紫外線をカットするサングラスの着用が有効です」(有田先生)

眼科医 有田玲子先生。トークセッションで、紫外線が目に与える影響を解説
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こうした紫外線量の増加傾向を背景として、メガネトップではUV対策サングラス事業に注力することを発表。「目を守る文化を浸透させる」を事業ミッションに掲げ、さまざまなUV対策アイテムや施策を展開していくとのこと。
「オーストラリアでは、政府主導で健康を守るアイテムとして、サングラスの着用を推奨しています。ファッションアイテムとしてだけでなく、目を守るアイテムとしてサングラスをお届けしたい」(冨澤社長)
冨澤社長のお話からは、日本ではまだまだ理解が遅れている“目の健康”のためのサングラス普及への熱い思いが伝わってきます。

会場内にズラリ! サングラス ラインアップ展示
機能性を追求! 「眼鏡市場」のUV対策アイテム
紫外線を99%カット!「パーフェクトUVブロックレンズ」
今回発表されたUV対策アイテムのなかで、大注目なのが「パーフェクトUVブロックレンズ」。
前からくる紫外線を、UV-AとUV-Bともに99%ブロック! レンズ裏面から反射してくる紫外線も、UV-AとUV-Bともに95%ブロック! してくれるという頼もしいレンズです。
化粧品でもなじみ深いサンスクリーン指標SPF/PAは、最高値の「SPF50+/PA++++」を取得しています。

パーフェクトUVブロックレンズ搭載めがね
透明なレンズでも紫外線を99%カットするので、色付きサングラスをためらうような利用シーンでも、心置きなく着用してUV対策できそうです。もちろん、色付きのパーフェクトUVブロックレンズもあります。
発表会の会場内には、レンズに紫外線を照射して、その透過具合を確認できるブースが。
下の写真の左がパーフェクトUVブロックレンズ、右が従来のレンズです。手前から紫外線を照射し、レンズの影が丸く投影されています。
右のレンズの影のなかには、レンズを透過した紫外線がポツポツと薄く水玉状に見えているのに対して、左の写真のレンズの影は真っ黒。左のパーフェクトUVブロックレンズが、紫外線をほぼ透過させていないことがわかります。
メガネトップでは、「子どもの目を守る」ための企業の社会的責任(CSR施策)として、2025年6月30日までの期間限定キャンペーンを展開中。15歳以下の子どもが、眼鏡市場でめがね購入の際に、通常6,600円(税込)のパーフェクトUVブロック特殊加工代を無償にするというキャンペーンです。適用条件など詳しくは、記事末尾記載の「眼鏡市場」公式ホームページへ。

子ども用サングラス ラインアップ展示。子ども用サングラスにも、色なしのパーフェクトUVブロックレンズ搭載モデルあり
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紫外線照射で色が変わる! めがねとサングラス兼用「調光サングラス」
続いては、紫外線が当たると、クリアなレンズがカラーレンズのように色付きになるという「調光サングラス」。
紫外線量にもよりますが、紫外線が当たってから約10~30秒程度で、カラー濃度が変わります。

写真左)右目だけ紫外線を照射して、レンズの色が変わった状態 写真右)紫外線照射の実験中
レンズのカラー濃度に関係なく、紫外線は99%カット。レンズがクリアな状態でも、紫外線から目を守ってくれます。
めがねとサングラスを一本で兼用できる、便利なアイテム。2型×3色が新展開です。

調光サングラス ラインアップ展示
UV対策サングラス選びのポイントは?
有田先生は、UV対策のためのサングラスは、「色が濃ければ良い」は間違いと指摘。
日差しによるまぶしさ対策で、サングラスを活用している人も多いかもしれません。目のUV対策のためには、紫外線をしっかりブロックしてくれるサングラスを選ぶことが重要です。
「色の濃いサングラスは、まぶしさよけにはなりますが、色の濃さでUVカットするわけではありません。色が濃いと、目は暗いと感じて、瞳孔をひらいてより多くの光を取り込もうとします。これでは、かえって紫外線を多く吸収してしまうことにもなりかねません。UV対策としては、濃い色より薄い色の方がおすすめ。何よりUVカット率の高いレンズのものを選ぶことが大切です」(有田先生)
UV対策サングラスを選ぶ際には、次のポイントをふまえて着用者に合ったものを選びましょう。
UV対策サングラスを選ぶ際のポイント
1. 紫外線カット率が99%以上のものを選ぶ
2. レンズの色でなく、UVカット機能の有無を確認
3. 顔にしっかりフィットし、隙間から紫外線が入らないデザインを選ぶ
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機能性も、ファッション性も追求!「眼鏡市場」のサングラス
パーフェクトUVブロックレンズや調光レンズなど、機能性抜群の眼鏡市場のUV対策サングラス。機能性に加え、232種類のモデル展開で、ファッション性も追求しています。
ファッションアイテムとしてのサングラス好きの期待にも、きっと応えてくれるはず。目を守り、おしゃれも叶えてくれる今年のサングラスを探しに、お近くの眼鏡市場に足を運んでみては。
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眼鏡市場 公式ホームページ
https://www.meganeichiba.jp/
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取材・原文/米田ねこ 取材協力・写真提供/株式会社メガネトップ