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高血圧オンライン診療に挑戦してみた! 〜痛くもかゆくもないけれど…実は怖い高血圧のお話

「血圧、いつ測りました?」。そう聞かれて、すぐに答えられる人はどれくらいいるでしょう。「痛くもかゆくもない」というのが高血圧の特徴で、自覚がないまま放置してしまう人も多いのだとか。そこで今回は、“高血圧オンライン診療サービス”を実際に体験。スマホで完結できる、新しい健康管理の実態を、取材してきましたよ!

石田和也
石田和也さん
高血圧イーメディカル医師
公式サイトを見る

日本高血圧学会会員、日本高血圧学会主催「高血圧診療マスタークラス講習会」修了。高血圧症を中心とした生活習慣病や、内分泌疾患が専門分野。十分な高血圧治療にアクセスできない、あるいは治療を開始しても目標値に達していない約3,000万人もの人々に対して、オンラインを活用し提供するサービスを通じ、貢献できると確信している。

 

【測ってもらった人】

ライター・イオちゃん
フリーランスで編集・ライター・出版プロデュースなどを行う50代。「50代、30代TikToker女子にメイクを学んで大変身」の連載がキッカケで、昭和メイク→今どきメイクのコツに目覚め、自分の美と健康に向き合い始める。

テレビで見かけた「オンライン診療」。気になるけれど…?

 

取材や執筆をしながら、なんとなく健康には気をつけてきたつもりの私。採血などの検査では、ありがたいことにいつも“健康優良児”の範囲。でも、ふと気づくと…。血圧だけは、ここ数年一度も測っていないことに気づきました。

そんなとき、あるテレビ番組で「高血圧イーメディカル」というオンライン診療サービスを見かけたのです!

「え、血圧ってオンラインで診てもらえるの?」と興味がむくむく。まずは無料相談があるというので、試しに申し込んでみることにしました。

こちらが、高血圧イーメディカルのアプリ。最初に無料の相談を申し込むと、喫煙や飲酒の習慣などの簡単な問診に答えるようになっています。


申し込み完了! あとは当日を待つだけ。簡単!

 

記事が続きます

そして、当日。無料相談の時間がやってきました。ドキドキ。

 

“自覚のなさ”は、他人事じゃない!

 

無料相談当日、オンライン画面の向こうに現れたのは、やわらかい口調の優しそうな石田先生。
「男性は40代くらいから血圧が上がりやすく、女性は50代以降、高血圧の人が増えるんですよ」と話します。

「理由は、血管のしなやかさの問題。なので、血管も年をとるといえます。また、閉経の影響でホルモンバランスが変化し、自律神経の乱れなどから血圧が上がるケースも多いです。閉経以降、女性の約2人に1人が高血圧の範囲に入るというデータあります」

なるほど…。ホルモンの変化と血圧。まったく無関係だと思っていたけれど、ちゃんとつながっているんですね。健康優良児を自負してきた私にも、そろそろ「血圧の壁」がやってくるのかも…。

 

続かない理由をテクノロジーが変える

 

石田先生の説明によると、高血圧は自覚症状がないまま進行するため、「別に平気〜♪」と思って放置してしまう人が多いそうです。実は日本では推計約4,300万人が高血圧の範囲にいて、成人の約2人に1人が該当。 安定的に治療・コントロールできているのは、全体の約25〜33%程度 にとどまるというデータも。

しかも、いったん治療を始めても、半数が約半年ほどで中断。理由は「病院が遠い」「待ち時間が長い」「医師にちゃんと見てもらえてる気がしない」…などなど。うーん、わかる気もします!

 

「でも、高血圧イーメディカルでは、日々の血圧データが自動で共有され、医師や看護師が定期的にチェックします。“この1カ月よく測れてますね”というひと言から診察が始まるので、見守られている実感があるんですよ」

それなら、確かに続けられそう!  診察データを一から説明する手間もなく、薬も自宅に届けられるとのこと。忙しい世代にはありがたい!

“測るのが怖い”という心理

 

実は私も、ドラッグストアにある無料の血圧計で測ったときに、「高く出たらどうしよう」とドキドキして、数値がいつもより高めに出た経験があります(そんな日に限って、原稿を書いていたり、締切続きの時期で寝不足だったり…)。そうすると、余計に測るのか怖くて避けてしまうんですー!

石田先生いわく、「ストレスも血圧に大いに関係します。“高いとわかるのが怖い”という気持ちはよくわかりますよ。でも、早く知ってコントロールすれば問題ありません。血圧を下げるための解決策は、いくつもあるんです。痛くもかゆくもないけれど、放置して、突然心臓に負担が出ることのほうがずっと怖いですよ」

実際、心臓突然死は年間8万〜9万人もいるのだとか(!)。ある日突然、身近な人がいなくなってしまうという恐怖…。交通事故死の約30倍(2024年中の交通事故による死者は2,663人。/警視庁発表)という数字に、思わず息をのみました。

記事が続きます


“今がいちばん若い”と思って始めよう

 

無料相談の最後に、石田先生は穏やかに言いました。

知らないでいることがいちばん怖いことです。今がいちばん若い、と思って、ぜひオンライン診療を利用して、定期的な血圧測定を始めてください」

…確かに、そうかもしれません。“血圧”という言葉にはどこか老けた響きを感じて、ずっと自分とは無関係だと思っていたけれど。

今のうちに“測って、知って、整える”。それがこの先の安心につながるのかもしれません。

オンライン越しに、「自分の血圧を知る」ことに、背中を押してくださった石田先生。

 

次回の診療に向けて、まずは血圧計を借りて、毎日測ることになりました。
(入会後は、月額1,980円〈税込み〉がかかります)

わー、いよいよ私の「血圧生活」が始まるのかー!

 

「痛くもかゆくもない」と油断してきたけれど、実は静かに、体の中で進んでいる“圧”がある…。オンライン診療の手軽さは、その見えないプレッシャーを“測ることから向き合う”きっかけにしてくれそうです!

「今がいちばん若い」の言葉を胸に、頑張ります!

 

 

撮影/藤澤由加 取材・文/井尾淳子

 

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