単行本『コーネンキなんてこわくない』が大好評の作家・横森理香さん55歳。そのスペシャルとして、前回に引き続き久米島ライフをお届けします。
海沿いイーフビーチホテルを起点に、
島のパワーを受けまくる !
文/横森理香
久米島の空港に着いた途端、ふわぁっと、空気がゆるんでいるのを感じた。お迎えバスでサトウキビ畑の中、ホテルに向かう。入口に、寂れた感じの看板が…。だ、大丈夫か!? しかし、中に入ってみるとお洒落にリニューアルしてあり、大人女子向けだった。ほっ。
なにより素晴らしいのが、ロケーションとお料理だ。目前に、マリンブルーの海とホワイトサンドのビーチ。海洋深層水の展望風呂もあり、どこにいても海が眺められる。ロビーラウンジで三時茶、バーでモヒート、レストランでのディナー、そして朝食。真正面に自分だけの海を眺めながら、誰にも邪魔されない一人の時間を愉しむ。
沖縄のアフタヌーンティー「三時茶」。さんぴん茶を飲みながら、各種スイーツと口直しに島らっきょうの塩漬けを。
シェフが朝市で仕入れてきたマグロをディナーに♡ 紫いものポタージュも絶品。
ビーチを朝、散歩していて、あまりの綺麗さにスマホで動画を撮ると、緑色のオーブ※が映っているではないか! この、自然豊かな場所やパワスポで映る珍しいオーブは、ラッキーのお印とか。てことは、ここ自体パワスポ? そのままアートになるような貝殻ザクザクのビーチを裸足で歩く。足元から、きれいなパワーが漲ってくる。
※写真などに写り込む小さな水滴のような光球。玉響(たまゆら)とも
次ページで、くつろぎのホテルライフをご紹介。
朝ごはんビュッフェ。プールサイドで海風を感じながらいただく。
広々スイートAの部屋は大人女子のくつろぎのスペース。
レトロで懐かしさのあるプールサイド。
次ページで、横森理香さん初体験のハンダマの生サラダを試食!
濃~い海洋深層水を薄めた展望風呂。薄めてちょうどいい!
大人女子も、夏はかき氷!
ディナーのサラダ、裏が紫色のものがハンダマ。本土では水前寺菜の名で知られているけれど、生で食べたのは初めて! 青パパイヤのサラダ、かぼちゃも生で。
大人女子に優しいバーテンダー♡ オリジナルリキュールで甘さ調節もばっちりしてくれ、ノンアルのカクテルもお望み通りに作ってくれます。
DATA
久米島イーフビーチホテル
「島の癒しプラン」2泊3日コースは、ホテルホームページのみでの扱い。
1日1組限定で、2泊3日朝夕食付き2名1室利用、スイート¥68,000・ジュニアスイート¥58,000のどちらかに泊まれます。
トリートメントなど数々の癒しのプランと、ジャグジーと展望風呂入り放題などの特典付き。
[期間]4月~6月/9月~12月
沖縄県島尻郡久米島町字謝名堂548
☎098-985-7111
https://www.courthotels.co.jp/kumejima/
次回は、横森理香さんに気づきをくれた久米島ライフについてご紹介します。
文/横森理香 撮影/山口規子 イラストマップ/かくたりかこ