これまで、西村知美さんが婦人科医の松峯寿美先生に「尿もれ」についていろいろお話を伺ってきました。尿もれは改善できるということがわかり松峯先生から直伝のトレーニング法をご紹介いただきました。今回もまた、簡単にできる骨盤底筋トレーニングを教えていただきます。
1.尿もれのカギはここが握っている「骨盤底筋」
STEP 2
【座ってどこでもできるトレーニング】
座ったまま気軽にできるトレーニング。テレビを観ながらなど、ちょっとした時間に実践しましょう
背筋を伸ばして座り、両膝とかかとをつけて、息を吐きながら3~5秒ほど骨盤底筋を締めます。1セット5回、毎日行います
両膝を肩幅よりやや広く開いて、3~5秒ほど息を吐きます。この状態で骨盤底筋をキュッと締め
ると、肛門が締まるのが感じられるはず。1セット5回、毎日行って
次ページでは、寝る前に5分、リラックスしながらできるトレーニングをご紹介します。
STEP 3
【寝る前に5分、リラックスしながら】
仰向けになって両手を伸ばすことで背筋が伸び、骨盤底筋に力が入りやすくなります
仰向けに寝て両膝を立て、両手を上に伸ばします。息を吐きながら尾骨を恥骨に近づけるイメージでキュッと締め、3~5秒キープします
その後、ふわっと力を抜いてリラックスしましょう。ゆっくりキューッと締めたり、キュッキュッと小刻みに締めたりするのを、交互に3回ずつ繰り返して
西村知美さん
Tomomi Nishimura
1970年生まれ。’85年に第1回ミス・モモコグランプリで優勝。’86年の映画『ドン松五郎の生活』で主演デビュー。’97年に西尾拓美さんと結婚、2003年に長女が誕生した。現在はバラエティ番組を中心に、幅広い分野で活躍中
松峯寿美さん
Hisami Matsumine
1970年、東京女子医科大学卒業。医学博士(婦人科)。特に不妊治療、思春期・更年期医療に力を注ぐ。’80年に東峯婦人クリニックを開業、院長に就任。女性専門外来の先駆けとなる。著書に『50歳からの婦人科 こころとからだのセルフケア』(高橋書店)などがある
更年期の不調の中でもなかなか人に相談しにくい「膣のトラブル」。次回からは、膣のトラブルについて、女医さんにお話を伺います。
撮影/織田桂子ヘア&メイク/営野 充(STUDIO KUMU)〈西村さん〉 スタイリスト/三上しろえ〈西村さん〉 イラスト/内藤しなこ 構成・原文/上田恵子