前回に引き続き、40~50代の女性、1104名の「更年期」についてのアンケート結果からになります。
更年期は、思春期と同じように誰でもが通る道。卵巣機能の低下によって女性ホルモンが減っていく時期です。女性ホルモンによって支えられていた健康や美のレベルがガクッと下降したり、これまでにない不定愁訴に悩まされる人も多いもの。でも予備知識があれば、うまくつき合い、乗りきれるはずです。症状がこじれる前に専門家の力を借りてすっきりと心身を立て直し、閉経後の人生をずっと元気で過ごせる土台を作りましょう。
不調に対して
何か対処は?
していない…… 62%
している……38%
対処法ベスト10
1 運動(ストレッチやウォーキングなどを含む)
2 HRT(女性ホルモン補充療法)
3 マッサージ・整体・鍼灸
4 医師の処方による漢方薬
5 更年期対応の市販薬
6 サプリメント
7 食生活の改善
8 アロマテラピー
9 市販の漢方薬
10 漢方薬以外の市販薬(特に更年期用ではないもの)
更年期の対処法についての上のふたつの質問は、4~50代の女性1000人を対象にしたアンケートから。いろいろな不調を感じてはいても、何も対処をしていない人が6割以上もいるという結果。QOLの大切さが叫ばれている昨今、不調を我慢しているとはなんとももったいない話。4割の人の対処の内容は、上位5位までを除けばまさに人それぞれ。漢方薬、市販薬、サプリメントなどの具体的な名称もかなりの数があがっています。商品名で目立っていたのは、更年期対応の市販薬「命の母A」。あげた人が53名いました。
気になるみんなの
閉経時期は…
だんだん周期が長くなった・・・24.1%
周期が不規則になった・・・21.4%
一度止まってその後再開した・・・16.8%
ある日突然こなくなった・・・12.7%
だんだん周期が短くなった・・・12.7%
その他・・・12.3%
閉経を挟んだ前後5年ずつの10年間が更年期ですが、その閉経年齢も人によって差がある様子。今回閉経年齢の平均は49.6歳でしたが、病気や手術で閉経した人を除いても、下は36歳、上は56歳と、かなりのばらつきがあります。また、2012年に集英社で行った「更年期世代2000人アンケート」の調査結果では、閉経に至るまでのプロセスも上の回答のようにさまざま。「その他」には「子宮摘出手術」のほか「経血が少なく(多く)なって」などが含まれます。これだけ差があると、自分の閉経時期がなかなか予想できないものですが、生理が不順になってきたらそろそろ近いという目安になりますね。
<ハスミ>
第1回目のアンケート結果はこちら
イラスト/かくたりかこ
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