今年も東京に、春一番が吹きました。
漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの
樫出恒代です。
20度を超える気温に
驚くこころとからだ、
まだまだ安定しないお天気ですが
季節は
冬から春へ
Welcome Spring!
ようこそ、春
よろこび、いっぱい
寄り道したくなる、日が長くなる、春。
春、恋の予感
よもぎで
養生
よ、のつく陽のプラスのことばは
春らしい。
漢方で、陰陽説という考え方があります。
陰(冬)からだんだん陽(夏)になる
その途中の春。
中途半端なかんじもするけど、
だから、ふわっとしてて
気持ちいい、という方と
それが、気持ち悪く感じる方も実は多く、
春がきらいという方も
いらっしゃいます。
みなさんは、どうですか?
春、調子の悪い方
冬のあいだに
冷やさなかった?
疲れなかった?
働きすぎなかった?
頑張りすぎなかった?
冬の過ごし方で決まる春のあなた
春の過ごし方で決まる夏の体調。
季節は巡っているのです。
だから、養生しましょう!
わたしのおすすめは…
わたしの、いちばん、オススメ
「よもぎ」です
よもぎは春になると
たくさん道端に生えています。
山の方に行けば、雑草のように
ところかまわず生えてます。
踏まれても、ぬいても
どんどん出てくるエネルギー。
日本のハーブ、漢方生薬、
すごいパワーをもってる
よもぎです。
よもぎのいちばんの効果は
身体を芯から温めること
そして、痛みをとること
傷を治すこと、出血をとめること、などなど。
切り傷に、よもぎの葉っぱをちぎってその液をつけて血をとめることや
下痢にはよもぎの葉っぱ・茎をすり鉢ですって、絞り汁を飲むこと
葉っぱを干して乾かして
入浴剤としてつかったり、
身体を温めるよもぎ蒸しや
お灸のもぐさの材料や
お茶にして毎日のんだり
天ぷらにしていただいたり
その香りに癒されたり、と
民間薬としてずっと使われ
私たちを助けてくれているたのもしい薬草。
漢方薬にも入っています。
漢方薬では
あんまり知られていないかもしれませんが
よもぎを使った本当によいものがあります
芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)
という漢方薬
これは、
- 当帰(トウキ)
- 川芎(センキュウ)
- 芍薬(シャクヤク)
- 地黄(ジオウ)
- 阿膠(アキョウ)
- 艾葉(ガイヨウ)→これがよもぎのことです
- 甘草(カンゾウ)
で成り立っていて
身体を温め、不正な出血を止め、
生理不順、ホルモンバランスを整える
腰痛・生理痛などの痛み
血の足りない状態での動悸・立ちくらみ・めまい・肌の乾燥などに効果的。
味もなかなか美味しい(^O^)漢方薬です。
よもぎは
のんでよし
蒸してよし
塗ってよし
かいでよし
食べてよし
のパワーフード。
使わない手はないですね!
ただし、のぼせがひどく、
身体に熱がこもっているときはあまり
使わないでください。
春がきた!
よろこびとともに
余裕をもって
養生して
陽の氣・プラスの氣をとりいれて
前にすすんでいきましょう〜(^O^)
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
漢方カウンセリングルームKaon
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