春爛漫、風が気持ちよく吹いてます。
車で郊外を走っている時や
犬の散歩で見かける
ちょっとした植え込みのところ
この時期に
よく見る草があります。
これ、なんでしょう?
これが
スギナです。
これなら見たことある、ある、
という方多いですね、きっと。
そして、畑をやっている方は
いまの時期、特にエネルギーがある
このスギナ。
抜いても抜いてもどんどん生えてきて、
いやんなっちゃう、と
頭をかかえることもあるかも
しれません。
でも、それほどはえてくるということは、
生命力が強いということ。
このエネルギーを、ぜひ
取り入れましょうね
スギナは漢方では、「問荊(もんけい)」と言われ、
昔から民間薬として活用され、
ヨーロッパでは「ホーステール」
馬の尻尾のようだから、ということで、このように呼ばれ、ハーブとして飲まれているのです。
私がスギナはすごいと思ったのは
植物療法士の友人から、
スギナ(ホーステール)のサプリメントをヨーロッパのお土産でもらい、飲んでみたところ
悩んでいた爪の乾燥や割れが治ってきたこと。
そして、髪の毛にツヤがでてきたことでした。
スギナパワー
更年期にオススメ!です
次のページでスギナのパワーについて詳しくご紹介します。
そのあと、わたしは
スギナの乾燥した葉っぱを煎じて
飲んでいます。体調に合わせて
他の薬草とブレンドしたりして。
味もくせがなくて美味しいです。
乾燥したスギナです
すぐそばにあるスギナ、身近なスギナだけど
これにはすごいパワーが。
スギナは
○ミネラルの宝庫
(カルシウム・マグネシウム・カリウム・鉄
ビタミンA・C・Eなど)
カリウムが多いので、実はむくみにもとてもよいです。
水がたまりやすい方のひざの痛みとかにも、よいです。
○ケイ酸が多く含まれている
爪の縦じわ・爪がすぐに割れを防ぐ
抜け毛を防ぐ・髪の毛を丈夫にする
肌に弾力をもたせる
血液をきれいにする
○利尿作用がある
加齢とともに
ミネラルも減少してくる身体。
骨、関節、水分代謝、
髪の毛、肌、爪を
強化する薬草であるスギナ
最近は花粉症にも効果があるという
研究も。
そんなスギナは実は漢方薬、ではなく、
民間薬と言われるもの。
漢方薬と民間薬とのちがいは、
一般的に複数の生薬を漢方理論に用いて
処方されたものが漢方薬。
一方、民間薬は1種類での使用が多く、
例えば、おばあちゃんから教えてもらったり、
人々の間でこんなものに効くよ、と伝承されたもの(ゲンノショウコ・ドグダミ・カキの葉など)をいいます。薬用植物、であり、
食品の分野になります。
漢方薬の一歩前のもの。そんな感じ。
ちょっと見渡せば、私たちのまわりには
いっぱい薬用植物があります。
どくだみやタンポポ、オオバコ、
よもぎ、ふき、などなど。
自然の太陽の恵みをうけ、
私たちを助けてくれる
ありがたいパワー。優しいエネルギー。
春から夏にかけてどんどん
成長する植物を
ぜひ、観察して
取り入れてみてくださいね〜。
ただし、このような方は
注意してください。
○避けた方がいい方
スギナは微量ですが、ニコチンが含まれているので、お子様には飲ませないようにしてください。ニコチンに対して過敏な方も。(たばこの煙が嫌い、といった程度なら問題ありません)
ほかに、心臓または腎臓機能不全(医師に診断された方)は、飲まない方がよいです。
スギナまたは関連物質に対してアレルギーや過敏症のある人。
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
漢方カウンセリングルームKaon
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