更年期には多くの女性が何らかの不調を感じています。ホルモンが分泌されなくなり、自律神経が混乱するときに起こりがちな不調のトップ10は?
更年期の不調★トップ10
- ●のぼせ、多汗、ホットフラッシュ
- ●イライラ、落ち込み、抑うつなど
- ●だるい、疲れやすい
- ●肩こり、首こり、背中の痛み、腰痛
- ●頭痛、腹痛などの痛み
- ●手指のこわばり・痛み
- ●めまい、ふらつき、浮遊感
- ●肌の乾燥・かゆみ
- ●眠りが浅い、不眠
- ●腟乾燥、性交痛
更年期の不調はなぜ起きる?
ホルモンが分泌されないので、自律神経が異常事態に
女性ホルモンは、脳からの指令によって卵巣から分泌されます。卵巣が老化して分泌量が減ると、脳は指令をどんどん出し続けますが、卵巣は応えられません。すると脳がパニックを起こし、体のあちこちに影響が出るのです。
●若いときは
卵巣が元気な時代には、脳から司令が来れば、きちんとホルモンが分泌できていたので円滑です
●更年期には
卵巣の老化に気づかない脳は指令を出し続けます。そのうちに自律神経がバランスを失い、いろいろな症状が!
お話を伺ったのは
対馬ルリ子さん
Ruriko Tsushima
1958年生まれ。対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿理事長。産婦人科医、医学博士。女性の生涯にわたる健康推進活動に積極的。『「閉経」のホントがわかる本 更年期の体と心がラクになる!』(集英社)が大好評。
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八田真理子さん
Mariko Hatta
産婦人科医。1998年、千葉県松戸市で女性のためのクリニック「ジュノ・ヴェスタクリニック八田」を開業。著書に『産婦人科医が教えるオトナ女子に知っておいてほしい大切なからだの話』 (アスコム) など。
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イラスト/かくたりかこ 構成・原文/蓮見則子