あけましておめでとうございます。
新潟の実家に向かう新幹線の車窓から撮りました。そちらでも漢方カウンセリングを行っています。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
漢方ライフクリエイター
漢方薬剤師の樫出恒代です。
昨年は新型コロナウィルス感染により
世界規模で大変な一年でしたね。
皆様の毎日の生活に、こころに
身体に
少なからず影響があったことでしょう。
昨年もたくさんの方の漢方カウンセリングやセミナーなどさせていただきました。
そのなかで、
印象に残ったことがあります。
カウンセリングの途中で、
少し話しづらそうに
「匂う」「痒い」「ムズムズする」「痛い」
実は膣のあたりが。。
「尿漏れ」も。。と
おっしゃる方が多かった。
日本ではまだタブー感のある
デリケートゾーン、膣や膣周りについて
氣になったり、心配になったりする
女性はたくさんいらして、
それでも
少しづつ声に出して
お話ししてくださる方が増えてきたのは、
よかったなぁ、と
感じます。
デリケートゾーンとは、
膣まわりのこと。
漢方で考える「腎」と「膣」は
深く繋がっていると考えます。
実は「腎」の外界との連絡口があって、
ひとつは、「耳」そして、もうひとつは
「尿道、膣を含む外性器と肛門」なのです。
「腎」は、
生殖機能と排尿・排便、
氣を蓄え、水分代謝を司る、
老化をゆっくりさせる
などのとても大切なはたらきがあります。
「腎」が衰えると
元氣不足・不眠・動悸・頻尿・尿漏れ・浮腫・皮膚の乾燥
生理不順・更年期障害・耳鳴り・めまい・手足の冷え・寒がり。。。など
あちこちにさまざまな不調があらわれてきます。
女性はからだの真ん中から冷えると言われています。子宮、卵巣、膣周り、からだの真ん中の冷えは
内臓冷えとなり、下半身に冷えがおよび
いらない熱は上に上にあがり、
自律神経のバランスをくずしてしまい、
ストレスも感じやすくなります。
特に更年期はホルモンバランスの乱れにより
冷え、ホットフラッシュ、イライラ、うつなどの
症状も出やすく、「氣」の消耗も激しくなる。
それなのに、「腎」のはたらきも衰えやすくなり
「氣」が減ってしまう悪循環。。。
精神的なストレスは、
子宮や膣周りが
受け止めてくれるのです。
女性のからだは、なんて優しく
すてきにできているのでしょう!
だからこそ、膣まわりのケアで、腎のケア!
膣の老化を防ぐことが、「腎」のはたらきの衰えを防ぎ、
女性を生きていく上で
とても大切で
とても尊いことであり
自己肯定感にもつながっていきます
お客様の声にあったように
「匂い」や「痒み」が氣になったら
今年はためらわずに
ケアを始めてみてください。
膣まわりのケアにより「腎」のちからが、アップし、粘膜力=免疫力もついてきますよ(^ ^)
正しいケアの仕方は
見て触れる、
洗浄、保湿、鍛えること
うるおって
やわらかく
あたたかい
そんな自分でいれるように
そんな膣まわりであるように。
膣を鍛えるトレーニング方法
ケア方法や
漢方養生、漢方薬なども
今年は少しづつ、このコラムでも
ご紹介させていただきたいと思います。
まだまだマスクも手放せない
氣のぬけない
新しい年の始まりですが、
うるおいのある
美しいこころとからだで前を向いて
歩いていきましょう!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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