昔のように無理ができない… そんな心身のメンテナンスを
自分なりの方法で賢く行う必要があります
高木美保さん(女優 1965年生まれ・ 54 歳)
女優、エッセイスト、タレントなど幅広く活動。
著書に農業体験をエッセイにした『生かされている私 ナチュラリストの幸せ』(講談社)など。
現在は自身で絵を描き、DVをテーマにした、初の絵本に取り組む
定期的なメンテナンスと
適度な運動も習慣に
「更年期の症状を悪化させる要因として、寝不足や無理なダイエットもNGです。私の場合は、糖質抜きは合いませんでした。炭水化物も含め、栄養素をまんべんなくとり、腹八分目を心がけ、血糖値の急上昇を防ぐために、野菜を先に食べるようにしています。そして、ある日突然、私にはお酢が足りない! と直感的に思い、それ以来、酢の物は食卓に欠かせません」
ご飯にも酢を混ぜて、甘味なしの酢飯にするのがマイブーム。これに納豆やのり、刻んだオクラなどをのせて食べるのがお気に入り。体調もよく、太りにくくなったとか。
「最近始めた油絵や講演のための調べものなどで、肩コリも慢性的。この解消には自律神経を整える鍼(はり)に、定期的に通っています」
そして適度な運動も習慣に!
「お風呂に入る前に 40 分くらいウォーキングをしています。体を動かすと血流がよくなり、ストレス解消になるので、自律神経が整って、更年期症状にもいいと思います」
高木さんは現在、自分で絵を描き、ドメスティック・バイオレンス(DV)をテーマにした絵本を作成中。新しいことへの挑戦も、この先の人生をさらに輝かせる秘訣。
「何事もマイペースで、楽しみながら取り組んでいます」
肩コリは鍼治療で
定期的にメンテナンス
原因や身体機能の状態を正しく診て、個々に合わせたオーダーメイドの治療を行う「b-studio in GINZA」。高木さんは週に1~2回通い、自律神経を整える鍼治療を受けています。
☎03-3541-0040(完全予約制) http://b-studio-ginza.com/
次回は、女優の浅田美代子さんの更年期とのつき合い方をご紹介します。
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/銭盛孝子(特攻隊) 取材・原文/山村浩子