骨盤底筋にアプローチする最先端のフェムゾーン医療を、医学博士の喜田直江先生に伺いました。
骨盤底筋アプローチ系
尿もれや臓器脱の原因にもなる骨盤底筋の衰えに!
腟壁そのものよりも骨盤底筋の衰えから、腟圧の低下や尿もれ、臓器脱ぎみになっている人に向いている治療法で、喜田直江先生のクリニックでも使用。
「骨盤底筋そのものが衰えている場合は、その部分にアプローチをかけないとなかなか症状は改善されません。
こちらのマシンは米国製で、磁界が体内に伝播し骨盤周辺の筋肉を刺激します。磁界の生成する大電流が骨盤底筋を持続的に収縮させ、弱った筋肉の強化および持久力を向上させるというトレーニングマシーンです。
特徴的なのは、服を着たまま椅子に座る状態でトレーニングできるという点です。誰でも簡単に受けられるのもこのマシンの特徴です。
所要時間は約20分。1回だけよりも回数を重ねたほうが効果を実感できます。目安としては10回を1クールとしておすすめしています。ただし、骨盤周辺の手術を最近した人などは受けられません」(喜田直江先生)
ただ椅子に座っているだけで治療できてしまうという「ペルビックトレーナー」。骨盤底筋低下で起きる尿もれなどにも効果があります
お話を伺ったのは
喜田直江さん
Naoe Kida
なおえビューティークリニック院長
医学博士。2001年に京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。形成外科医として多くの女性が悩みを抱える婦人科形成の専門クリニックを2011年に開院
平成18年 大手美容外科にて美容外科・美容皮膚科全般を習得。とくに婦人科系の美容手術は、日本でも有数の症例数を誇る。
撮影/ケビン・チャン 構成・原文/安藤由美