フェムゾーンはデリケートなパーツだけに、顔や髪と同じように専用のアイテムできちんとケアすることが大切。植物療法士の森田敦子さんに、ケアについて伺いました。
pHバランスを保つ洗浄と保湿が毎日の基本ケア!
「基本のステップは洗浄と保湿でOKです。専用のケアアイテムを使って、適切にお手入れをしましょう。
恥垢(ちこう)という特殊な汚れはお湯だけでは落としにくいので、弱酸性の洗浄剤で優しく洗います。顔や体の肌とは細胞の状態が違うので、保湿剤も粘膜にもよいものが安心。角層のないパーツなので、優しく塗布します。
フェムゾーンの硬さが気になる場合は、大陰唇の周囲から肛門にかけて、丁寧にオイルマッサージすると柔らかくなって保湿ケアの効果も高まります。こうした毎日のケアをしながら、鏡に映して見たり、清潔な手で触れて状態を確認することがとても大切。
女性ホルモンが減少しても、筋肉や骨から体を調整するホルモン物質が分泌されるので、筋肉と骨を鍛えることも重要です」(森田敦子さん)
植物療法から生まれた国内の先駆的ブランド
森田敦子さんが欧州で植物の恵みを最大限に生かす処方で開発。常在菌を守りながら洗う洗浄料は日本人の体質に合わせた和漢植物を新配合。コメヌカエキスなどが肌に栄養と柔軟性を与えるクリームは、マイルドな処方の香り付き。
●アンティーム オーガニック
<写真左>ホワイト クリーム 100g ¥2,860/サンルイ・インターナッショナル
<写真右>フェミニン ウォッシュ 120㎖ ¥2,200/サンルイ・インターナッショナル
高い機能性を持つ日本の植物成分を厳選
植物療法と日本の本草学をもとに、桑や菊など5つの植物を主成分に開発された森田敦子さんの新ブランド。8種のオイルをブレンドした専用オイルは加齢による乾燥や萎縮にも。ノニなどを配合した保湿ジェルは潤いを与えながらくすみを予防する設計。
●ワフィト
<写真左>ルブリカント 100g ¥3,300/ワフィト
<写真右>インティメイトオイル 30㎖ ¥8,800/ワフィト
お話を伺ったのは
森田敦子さん
植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表。フランスで植物療法を学び、帰国後にオリジナルプロダクツを開発。スクールを主宰するなど幅広く活動。フェムテックメディア「WOMB&LABO」もスタート
撮影/久々江 満 構成・原文/中込久理