更年期に差しかかりプチ不調を感じたら、まずは更年期不調を増長する生活習慣を見直すことをおすすめします。八田真理子先生が指南する日常生活改善ポイントで、ポジティブな日常生活を過ごしませんか？
お話を伺ったのは
八田真理子さん
Mariko Hatta
産婦人科医。1990年、聖マリアンナ医科大学医学部卒業。順天堂大学、千葉大学、松戸市立病院を経て、98年、千葉県松戸市で女性のためのクリニック「ジュノ・ヴェスタクリニック八田」を開業。幅広い世代の女性の診療を行い、クリニックはいつも女性でいっぱい。著書に『産婦人科医が教えるオトナ女子に知っておいてほしい大切なからだの話』（アスコム）など。
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プチ不調を感じたらまず日常生活の改善から
更年期に差しかかったと感じたら、「まずは自分の生活習慣を見直すべきです」と八田真理子先生。生活の乱れやストレスなどによってホルモンバランスがいっそうくずれ、不調を増長してしまうことがあるためです。
「気になるのは、きちんと栄養がとれていない女性が増えていること。それが更年期症状にもかかわることに、ぜひ気がついてほしい。不眠や冷え症、便秘などを放っておかないことも大事。そのままにしていていいことはありません。
例えば便秘が慢性化していて気持ちが前向きになれるはずはないですし、この時期はうつ症状につながることさえあります。よく寝てよく動いてきちんと食べる。閉経前後は、そんな当たり前のことに意味があるのです」
八田真理子先生が指南！
「日常生活改善ポイント」
- ● 何はなくとも十分な睡眠
- ● 太陽の光を浴びて目覚める
- ● バランスのよい食事（特にタンパク質をしっかり）
- ● 心身の不調を我慢しない
- ● 過度なダイエットはしない
- ● 適度な運動（歩く程度でも）
- ● 体を冷やさない
- ● リラックスできる時間を持つ
- ● ストレスをためない
- ● 楽しい会話をする
- ● 心がときめくものを見つける
カメラ＆スタイリスト／中山ユカリ 構成・原文／蓮見則子
