心と体のちょっとした不調に効果的なツボ押し。大きく分けて2種類ある方法を使い分けて、つらい不調を上手に緩和しましょう!
監修
柳本真弓さん
Mayumi Yanamoto
目白鍼灸院院長。鍼灸あん摩マッサージ指圧師、リンパドレナージセラピスト。鍼灸の高い技術と丁寧な治療、幅広い知識に基づく美容法が人気。雑誌やテレビで幅広く活躍。著書も多数
直接ツボとリモートツボを上手に使い分けて!
ツボにも大きく2種類があります。
「ひとつは不調を感じる患部に直接刺激を与える“直接ツボ”。肩こりを感じる肩にあるツボや、胃腸の不調に効くお腹にあるツボなどです。じかに刺激が伝わるので、効果もすぐに実感できます。
もうひとつは、不調を感じている部位とは離れたところに刺激を与える“リモートツボ”です。自分では手が届かない部位の不調でも、手や足などの押しやすい部位への刺激で、全身に張り巡らされた経絡を通して同じような効果が得られます。リモートツボ押しなら、職場や電車の中など、どこででも実践できる利点があります」
直接ツボ
肩こりなら肩、頭痛なら頭部など、患部の場所を直接刺激するツボ。状態を自分で確認しながら、刺激する強さをコントロールできるのが大きなメリットといえます。
リモートツボ
便秘なのに手首の上、肩こりなのに手の甲など、不調を感じる部位とは離れた場所にあるツボ。効果はマイルドですが、手など押しやすい場所にあると手軽に行えて便利。
イラスト/安田ナオミ 取材・原文/山村浩子
次回は、「簡単ツボ」を取り入れるための5つの基本をご紹介します。