HAPPY PLUS
https://ourage.jp/life/book-culture/242141/

史上初のリモート開催となったゴールデン・グローブ授賞式。セレブのドレスチェック10連発!

中島由紀子

中島由紀子

映画ジャーナリスト

ロサンゼルスでハリウッド映画のことを書き始めて25年。

ゴールデン・グローブ賞を主催する「ハリウッド外国人記者クラブ」会員で、ゴールデン・グローブ賞への投票権を持つ、3人の日本人のうちのひとり。

記事一覧を見る

とっても不思議な第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式が終わりました。78歳になったゴールデン・グローブ賞(以下、GG)ですが、今年のヴァーチャルGGはいままで一回もなかった歴史的な珍事でした。東海岸NYと西海岸LAからのリモート中継で行われ、ノミネートされた人たちも多くがリモートで参加したのです。

 

GG賞_Catherine zeta Jones

キャサリン=ゼタ・ジョーンズはNYから。ドルチェ&ガッバーナのドレス姿でマイケル・ダグラスと共に。©NBCUniversal

 

GG賞_margot robbie_LA

マーゴット・ロビーはLAのプレゼンターとして登場。このドレスのブランドは?後で出てきますよ!©NBCUniversal

 

GG賞_寂しいレッドカーペットにサルマ・ハエック

レッドカーペットはこの寂しさ!赤いドレス姿はサルマ・ハエック。©HFPA

 

GG賞_ Andra Day

主演女優賞を受賞したのは、伝説の歌手ビリー・ホリディを演じた、アンドラ・デイ。オスカー受賞の最有力候補でもあります。ドレスはシャネル。©Myriam Santos

 

できればこれが最初で最後になって欲しい、と心から願ってます。実況中継が生み出す臨場感は、何にも代えがたい貴重な盛り上がりだとつくづく思いました。生放送だからこその遠くから聞こえてくる話し声や雑音が、会場とリビングルームの距離を縮めてくれる橋渡しになっているとわかりました。ウロウロ動きまわって落ち着かないセレブは誰か?誰と誰が仲良く話していたか?というような、馬鹿馬鹿しい発見と観察の楽しさが、この映画賞の人気が続く理由なのだと思いました。

 

翌日のメディアは色々とおもしろいコメントを載せてました。「今年のGGはまさにディザスター(惨事)」「盛り上がりのない摩訶不思議な映画賞」「毎日仕事で学校でzoomなのにゴールデン・グローブ賞もzoom じゃたまらない」「3時間も続けてzoomミーティングは非常に酷で疲れる」「ヴァーチャルの限界が見えた」…などなど。

 

でも、どの記事も「誰も責めることができないのだけれど」と締めくくってました。人と人との関わり合いが暖かさを生み出し、人間同士の接触なしでは何もかも無味乾燥なものになってしまうことがわかりました。

 

今年のGGのノミネーション/受賞者は時代交代を強く感じさせるものでした。そして次から次へと才能ある魅力的な俳優を生み出す人材の厚みも感じました。自分が持つ個性を躊躇なく前面に押し出す演技と、それを支える自信。若い世代の特徴です。

 

女優陣のドレスアップも素晴らしいものがたくさんありました。過去一年間、世界中でファッションの動向もほぼ停止していましたから、何が流行なのか流行じゃないかの境界線が消えていたぶん、それぞれが選んだドレスがパーフェクトに自分を生かしてるものが多いのに目を見張りました。やはりグッチ、ヴィトン、ディオール、シャネル、オスカー・デ・ラ・レンタと、老舗のデザイナーが中心になってました。

 

話題をさらったナンバー・ワンが、英国女優ロザムンド・パイクの真っ赤なドレス(ブランドはモリー・ゴダード)。画面上での存在感、ワークブーツ風の黒いごつい靴との遊びのある組み合わせが、見事な演出でした。そして彼女の180センチ近い長身ならではの着こなし。即刻オンライン・チェックがすごい数になったそうです。

GG賞_Rosamund Pike

©Rosamund Pike

 

ニコール・キッドマンのルイ・ヴィトン。いつもながら彼女のエレガンスには感動した人が多かったようです。

GG賞_Nicole Kidman

提供/Louis Vuitton

 

マーゴット・ロビーはシャネルのドレス。

GG賞_margot robbie_CHANEL

©HFPA

 

ジョディ・フォスターはなんとプラダのパジャマを着て登場!パートナー、愛犬ジギーと登場しました。ヴァーチャルGGだから、候補者のジョディも普通の視聴者も同じように居間でリラックスしてショーを見てる、というメッセージで話題を集めてました。さすがジョディ、Good idea !

GG賞_Jodie Foster

©NBCUniversal

 

ロザムンドの遊び心と余裕の演出とは対照的な、20代の女優さんたち。隅から隅までエレガンス、という感じの、ファッション誌から抜け出てきたようなドレスアップ。注目は、2020年最大のヒットを打ち出したテレビシリーズ“Queen’s Gambit”のアナ・テイラー・ジョイ。「目と目の間にもう一つ目を」なんて言われて愛されている彼女の才能は別格です。

GG賞_Anya Taylor-Joy

©Goldenglobes

 

テレビシリーズ“The Crown”でプリンセス・ダイアナを演じているエマ・コリンは、ミュウミュウのピエロ・ドレス。彼女のファッション・センスは冒険的で、いつもユニークです。

GG賞_Emma Corrin

©Goldenglobes

 

もう一人、若手大注目株のジュリア・ガーナー。プラダのドレスが素晴らしい!の一言。細身の身体ならではの着こなしですよね。

GG賞_Julia Garner

©HFPA

 

MyAge

大人のからだバイブル vol.2 「痛み知らずの体になる!」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

まさか本当に誕生するなんて! リライズ改め「ブローネ ナチュリラ」に、待望の「ダークブラウン」が登場

まさか本当に誕生するなんて! リライズ改め「ブローネ ナチュリラ」に、待望の「ダークブラウン」が登場

supported by 花王
<前の記事

<前の記事
第35回/ジョディ・フォスター、ミッシェル・ファイファー…ゴールデン・グローブ受賞候補者と…

次の記事>

次の記事>
第37回/『ザ・クラウン』でのダイアナ妃役でスターダムに!エマ・コリンに要注目!

この連載の最新記事

ジョニー・デップ、次回作ではフランスの“最も嫌われたキング”に!?

第40回/ジョニー・デップ、次回作ではフランスの“最も嫌われたキング”に!?

“ブラック・ウィドウ”公開直前!スカ-レット・ヨハンソン登場

第39回/“ブラック・ウィドウ”公開直前!スカ-レット・ヨハンソン登場

実業家としても大成功!グウィネス・パルトローの鋭い“ビジネス感覚”とは?

第38回/実業家としても大成功!グウィネス・パルトローの鋭い“ビジネス感覚”とは?

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル