大人気スタイリスト、地曳いく子さんの新連載がスタート! ファッションから生き方まで、読者の皆さんから寄せられたお悩みを、心に刺さる名言とともにスカッと解決していきます。
<お悩みその1>
太ってきて何が似合うのかわからない年齢になってきました。田舎でスタイリッシュなおばさんをほとんどみないので、気持ち的にも老け込んだ気がします。自分に似合うものを見つける方法が知りたいです。(43歳・専業主婦・三重県)
<お答え>
まず、「スタイリッシュ」ってなんでしょうか?
時代によってその定義は変わります。
昔はまず、服のサイズが合っていて、ある程度トレンドを上手く取り入れている人がスタイリッシュでしたね?
でも、今、サイズ選びに罠が!
服は自分に合ったサイズを選ぶことが大切なんですが、今、服のシルエットが多様化しているので実は難しいんです。ZARAでもユニクロでも、同じMサイズでも大きさがいろいろ。
もしネットショッピングで服を買うなら、きちんとサイズ表を確認してくださいね。必ず載ってますから。自分のサイズと照らし合わせてチェックすると、普段2Lの人も、この服はLがぴったり、ということが起こりますので。
でもOurAge世代の女性にとって、実は一番大事なのは「下着の買いなおし」なんです。意外ですかね。
電車でよく見かけるのが、ブラでおさえた脇のお肉と、その下の境目に段差ができてる人。そして、きついガードルを履いているのか、ウエストのあたりにぽこっとお肉が乗ってる人。これはいけません。若い頃とは肉質と肉のつきかたが違って、そういう段差が目立ってしまうんです。この段差がおばさんに見えるもと。体が大きいなら大きいなりに、段差のないスムースなラインを作ればすっきり見えます。
まずはブラです。段差を作らないためには「ブラの脇のおさえの幅が広い」ものを選びましょう。ちなみに私はこの歳でもヴィクトリアズシークレットのブラをしてますが、こういう若い人向けのブランドでも、その中から幅広のものを選ぶんです。
手っ取り早いのは、2万円を握りしめて、ちゃんとフィッターのいるデパートに行ってブラを3枚買うこと。
若い子は、胸が自力で上を向いてるのでカップつきのキャミでも許されますが、年を重ねて大きくなった胸はそれじゃ支えられません!
それに、ババくさく見える人ってたいてい胸が下がってません?老けて見られるし、胸が下がってると自分の気持ちも下がりますよ。
自分に合うブラを手に入れて胸が上がったら、それから服を考えて。手持ちの服だって見違えますよ。
それと、簡単にあか抜けたいなら足元は「スニーカー」。どんなに服が普通でもこなれて見えるからです。
はじめにブラ、下着で今の体型をブラッシュアップ! そして最後はスニーカーで足元をアップデート。令和のスタイリッシュってそういうことだと思います。
まずは、そこから。
通販でなんでも手に入れられる時代、おしゃれに都会も田舎も関係ない! 一緒に頑張りましょう。
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イラスト/松元まり子