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汗ジミが恥ずかしくないファッションとは?【40代読者のお悩み】

地曳いく子

地曳いく子

non-no、MORE、Oggi、eclatなど雑誌を始めとし、タレントの衣装も担当。イタくない大人のスタイリングを得意とし、テレビ、トークショーなどで活躍、キャリア30年のスタイリスト。大人のおしゃれを考え直す「50歳、おしゃれ元年。」(集英社)をはじめ、「服を買うなら、捨てなさい」(宝島社)、「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t 」(集英社)など著書多数

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お悩み:その59

汗ジミが恥ずかしくなくて、涼しいファッションを教えてください。(47歳・専業主婦・広島県)

 

地曳さんのお答え

前回に続き、今回もファッションのお悩みについてお答えします。

 

この原稿を書いているのは2023年9月半ばですけど、お昼はまだ暑い!
そしてこの汗ジミ問題、先日行ったトークショーでも同じ質問をいただきました。

 

結論から言うと、これだけ暑いともう無理です。ここまで猛暑が普通になると、すべての人が汗ジミをつくるから大丈夫! 気にしない! 以上!(笑)

 

汗取りパッド付きの下着などもありますけど、今年はあまりの暑さでそれすらも着たくない。ブラジャーを着けるので精いっぱいです。

 

昔は夏でもこんなに暑くなかったじゃないですか。だから、ワキの下に汗をかく人もあまりいなかったけど、2023年の夏は「汗ジミが恥ずかしい」とかそんなことを言っていられないくらい暑い! しかも、暑い時期がどんどんと長くなってもはや夏と冬のみ。もはや日本に四季はないのでは?

 

ここまでくると、“汗ジミ普通”の世界です!

 

もう恥ずかしくありません! 今年から私が汗ジミOKにします!(笑)

 

汗ジミが出るということは、汗をかいているということ。汗をかかずに体内に熱がこもっちゃっているより健康的でいいじゃないですか。

 

イラスト/松元まり子

 

涼しい洋服というのは、凹凸のある細かいシボが入ったクレープ素材や麻素材、薄くて乾きやすいもので、とにかく身体に引っ付かないもの。そして当たり前のことだけど、生地が厚くないものです。
2年前にサマーウールのノースリーブのトップスを買いました。「これは何年も着られるな」と思ったけど、今年は暑くて着られないんですよ。

コットン100%の天然素材のTシャツも毎年買い換えていますが、私の場合は、暑さに負けてこちらもダメでした。天然素材の麻やコットンとか透けるくらい薄くないと暑いんです。
「たまにはいつもとちょっと違う、きちんとした格好をしてみよう」と思って着ても、お昼になる前には暑さで気持ち悪くなっちゃうんです。

 

銀座などで街を歩いている人たちを見ると、ノースリーブでテロンとしたロングのワンピースを着ていらっしゃる方がほとんどですね。

若い子たちはまだ気合が入っているから上下分かれたものや、カチッとしたものを着ていますが、オーバー40、50歳にもなると暑さと戦おうなんて気概はそもそもありません(笑)。

 

①身体に引っ付かず、サラサラしたもの
②薄くてすぐ乾くもの
③毎日家で洗えるもの
④今年のトレンドであるビッグシルエットのトップスやワイドパンツ

 

というように、気温上昇とともに日本の夏のファッションも変わってきているんですね。

 

(ペットを飼っていたりして)一年中エアコンを付けっぱなしの方や、移動時は車しか使わない方は夏でもなんとかおしゃれできるかもしれませんが、地下鉄移動の私はこの恐ろしく暑い東京で日々生きるだけで精いっぱいですよ。

 

“暑い・涼しい”の基準が今まで生きたものと違うんです。もうここまでくると、サバイバル! 汗ジミを気にするより、熱中症対策!(笑)

 

 

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