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洋なし体型の私。何を着ても腰回りが…【40代読者のお悩み】

地曳いく子

地曳いく子

non-no、MORE、Oggi、eclatなど雑誌を始めとし、タレントの衣装も担当。イタくない大人のスタイリングを得意とし、テレビ、トークショーなどで活躍、キャリア30年のスタイリスト。大人のおしゃれを考え直す「50歳、おしゃれ元年。」(集英社)をはじめ、「服を買うなら、捨てなさい」(宝島社)、「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t 」(集英社)など著書多数

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お悩み:その66

洋なし体型でお尻や太ももが大きくなってきたせいで、何を着ても腰回りが目立ってしまいます。(47歳・会社員・東京都)

 

地曳さんのお答え

そのお悩み、今の時代は不要です!

 

なぜなら老若男女問わず、ビッグシルエットの服がもはやスタンダート。悪足掻きしなくても、簡単に隠せます(笑)。しかもトレンドアイテムで。

 

イラスト/松元まり子

イラスト/松元まり子

 

脚や腰回りのお悩みには、今流行りのワイドパンツをおすすめします。
下半身の体型カバーができるし、腰から裾までストンと落ちた感じで真っ直ぐなラインができるのでカッコよく決まります。スニーカーなどカジュアルな靴に合わせても今風でおしゃれですね。スニーカーは、定番のデザインでまったく問題ありません。

 

先日も7、80代くらいのご夫婦が仲良く歩いていらしたのを見かけました、奥様がデニム生地のワイドパンツにスニーカーを合わせていました。ご高齢でも今の空気を上手に取り込んでいたのがとてもカッコよくて、「私もあんな風になりたい!」と思いました。

 

昔は、ワイドパンツというのは“脚が長い人じゃないと履いちゃいけない”という暗黙のルールがありましたよね。下半身がサマになるように、頑張って高いヒールを履いていた人も多いはず(笑)。
…だからか、「ワイドパンツはボリュームが出る分、太くて短いシルエットになっちゃう」と思い込んで避ける人がいますが、今はファッションルールも柔軟になってきています。多様性です。

 

いくら背が低くても足が短くても、逆に迫力を出す勢いで履いてください!(笑)それでもバランスが気になる方は、トップスの丈を短めにしたり、シャツの裾尾を前だけパンツに入れるフレンチタックスタイルにすればバランスが良くみえます。

 

GUやユニクロにも素材やシルエットが異なるさまざまなワイドパンツがあります。
普段Mサイズだったら、LやLLなど2サイズくらい違うものも履いてみてください。逆に小柄な方はワンサイズ落として履いてみても。ウエストではなく腰やお尻に合わせて選ぶのがコツです。きっとこなれた感じが出る、絶妙なサイズが見つかるはず。

 

スカートの場合は、くるぶし丈くらいの超ロングだと足元まで隠れるからいいですよ。
これも、昔だったら奇抜なアイテムで”ファッションピーポー”くらいしか履いていませんでしたが、今はスタンダートアイテム。

 

さらにプラスして、膝下までの長いカーディガンや長いジレを羽織れば、縦のラインも強調されてスラっと見えるし、お腹周りも隠れます!

 

最後に。重要なのは着ているときの気持ちです。
体型をカバーするために着ているのではなく、「おしゃれを楽しんでいる!」というポジティブな気持ちで着ましょう。そうすれば、気持ちも表情も明るくなって堂々とおしゃれを楽しんでいるオーラが出ます。

 

体型カバーができて楽チンな服が”いまふうの人”と思われるなんて、いい時代になったと思いませんか?

 

 

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