HAPPY PLUS
https://ourage.jp/life/consultation/350897/

自分だけ嫌な仕事ばかり押し付けられる【40代読者のお悩み】

地曳いく子

地曳いく子

non-no、MORE、Oggi、eclatなど雑誌を始めとし、タレントの衣装も担当。イタくない大人のスタイリングを得意とし、テレビ、トークショーなどで活躍、キャリア30年のスタイリスト。大人のおしゃれを考え直す「50歳、おしゃれ元年。」(集英社)をはじめ、「服を買うなら、捨てなさい」(宝島社)、「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t 」(集英社)など著書多数

記事一覧を見る

お悩み:その67

他の人がやりたがらない仕事を私だけが押し付けられます。最初は「私を頼ってくれてる」と思って快く引き受けていたものの、最近は度が過ぎているように思います。そういうキャラだと思われて、当たり前のように押し付けられることにモヤモヤを感じています。(44歳・パート・アルバイト・群馬)

 

地曳さんのお答え

それは不公平ですね。

日本の時給や日給は働いても働かなくても同じ金額。だからか、どこの職場に行っても自分が楽をするために他人につけ込む人がいるものです。
その中で、残念ながらあなたは“便利キャラ”として認定されちゃったんです。

 

実は、私にも同じような経験がありました。
スタイリストのアシスタントだった頃の話ですが、アシスタントの仕事のひとつとして、雑誌の撮影用に借りてきた膨大な洋服を各ブランドのプレスに返却しに行きます。
銀座から渋谷、六本木や新宿など、都内各所を指定された時間に合わせて返却しに行かないといけないんです。
そうすると、“いかに効率よく段取りを組んで廻るか”が重要なんですけど、私はこれが超得意だったので他の子がモタモタして1日7件しか廻れなくても、私はサクサクと1日15件くらい廻れちゃう。
当時、集英社のアシスタントは日給3000円でしたが、他の子より2倍も働いているのに同じ金額で「え~、ちょっと不公平じゃない?」とも思ったりしました。

 

イラスト/松元まり子

 

その経験は血となり肉となってその後のキャリアに結びついたけど、あなたが今やっていることが今後のためにならないなら、毅然とした態度で「もう限界です!」と言うしかないですよ。

それでも、改善されないならわざと仕事を残す!
無理をしてでもやっちゃうから、周りの人は「この間もやってくれたから大丈夫」と思ってお願いしちゃうんです。

 

「こんなにたくさんの量、私には無理ですよ~。手伝ってくださいよ~」とジャブを打つつもりで軽く言ってみては? もしそれさえも言いづらかったら、黙って職場を変えるか、我慢して働くかの二択しかありません。なんなら、私が代わりに言いに行ってあげましょうか?(笑)

 

あなたは、最初のキャラ付けが失敗しちゃった。これはもう勉強だと思って! 次の職場に行ったときはキャラ変しちゃいましょう。

 

 

 

お悩み:その68

仕事でいつも決まった人ばかり締め切りを守ってくれません。私が迷惑するので、強く言うのですが「ごめんねー」と軽く言われるだけで次も遅れます。その人たちのせいで、いつも私が焦るはめになります。どう言えば、早くやってくれますか?(47歳・会社員・東京)

 

地曳さんのお答え

あ~、耳が痛い…(笑)。

私もわりと締め切りギリギリに提出するので、これはグサッとくる質問ですね(笑)。
火事場の馬鹿力でやっちゃうタイプなので、担当編集を不安にさせちゃうことも多々ありますが、、なぜか最後の最後に神が降りてきて(笑)、倍以上の量や内容で渡すので毎回驚かれます。

 

いつも遅れる人は、もうそういう性格なんですよ。いつも忘れ物をする人や、いつもスマホの充電がない人と同じです。

 

断言します! その人たちは絶対に早くやってくれません(笑)。

 

きっと今までの人生だって「もっと早くやれ」と散々言われてきたと思うんです。でも直らなかった。

あなたも、そんなに焦らなくてもいいんじゃないでしょうか?
つまり、あなたのような“キチンと”さんが頑張って最終的には帳尻が合わせちゃうから、職場で誰もそのことを真剣に考えないんです。あなたが調整さんになっちゃってる。

 

今の状態でいくら上司に訴えても問題提起になりません。こうなったら反乱を起こす! 逆襲です!(笑)。

 

たとえば、前の人が1日遅れたら、あなたも1日遅れたままで次の人にバトンを渡す。これだけです。そうすれば、どうして遅れたか責任追及がされますから。
もし締め切りを守ってくれても「これが普通ですね。いつもこれだと大変助かります」と言うだけでOKです。褒めてはいけません。

 

もしくは、あなたがどうしても締め切りを守りたいなら、“特急料金”の請求しましょう(笑)。

あなたも遅れる or お金で解決です(笑)。

 

 

あなたのお悩みを募集中!

お悩み投稿のルール

①メールの宛先:toko@shueisha.co.jp

②メールタイトル:【いく子さんの悩み相談】
※違うタイトルでお送りいただくと、受付できないことがありますのでご注意ください。

③必要事項:年齢・ペンネームのみ(本名は書かないでください)

④文字数の目安:200字程度

お悩み投稿の注意事項

以下の内容をお読みの上、ご了承いただいた上で投稿をお願いいたします。

・投稿いただいた内容は、OurAgeの企画および、集英社の雑誌・書籍等(web・SNSを含む)にて掲載、キュレーションメディア等に転載する場合があります。

・掲載する際には、ペンネームおよび内容を一部改編する場合があります。

・投稿の採用結果につきましては、お知らせいたしません。

・投稿内容等の確認のため、編集部よりご連絡する場合があります。

・投稿いただいた方のメールアドレス・ペンネームは本企画遂行の目的以外には使用いたしません。

 

メールをお待ちしています!

 

・・・・information・・・・

●2023年9月20日(水)発売!

『ババア最高! +60歳からのHAPPYおしゃれ』((集英社)

家の中で赤いリップを塗って何が悪い! 派手色ネイル上等! 命短し着飾れBBA! “第2ステージを楽しまなくちゃ損”と人生謳歌中のスタイリスト・地曳いく子さんと漫画家・槇村さとるさんが、還暦からのHAPPYおしゃれ術を教えます! ファストファッションを取り入れた着こなしや、+60から着たいブランド、秘密の着痩せテクなどを幅広く徹底指南。超効率重視&完璧主義・いく子の家事テク紹介も収録で、お得感満載の一冊。

 

●2023年5月10日(水)発売!

『60歳は人生の衣替え』(集英社)

『60歳は人生の衣替え』(集英社)

「歳なんて単なる数字」と粋がっていた著者さえ、還暦を過ぎれば、朝起きれば節々は痛み、女性ホルモンの枯渇からか気分まで鬱々。さらにはコロナ禍の自粛生活で完全なる運動不足に! では、頑張って年齢に抗う? いえいえ、これから必要なのは、季節の移り替わりを受け入れてその季節を楽しむということ。おしゃれも生き方も“衣替え”して、Over60からの「季節」を楽しみませんか?

 

●本連載が“いきなり文庫!”として書籍化! 絶賛発売中です!!

『ババア上等! 番外編 地曳いく子のお悩み相談室』(集英社文庫)

50代、何を着てもヘン。わけもなく夫にイライラ。ワクワクがない。将来が不安でたまらない――。
中高年女子に押し寄せる“お悩み”の数々。ネットで検索しても、友達に相談しても答えが見つからない。
でも大丈夫! おしゃれ、仕事、人生など、全国から寄せられたあらゆる問題をスタイリストが解決&爆笑に変える。
「悩めるBBAの駆け込み寺!? テンション爆上がりスポット」も紹介。コスパ最強の1冊!

 


MyAge

大人のからだバイブル vol.2 「痛み知らずの体になる!」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

特別ステップアップセット!モイスチャークリーム 1×3本が付いてさらにお得なセットが販売中!

特別ステップアップセット!モイスチャークリーム 1×3本が付いてさらにお得なセットが販売中!

PR
<前の記事

<前の記事
第53回/洋なし体型の私。何を着ても腰回りが…【40代読者のお悩み】

次の記事>

次の記事>
第55回/ベルトを使ったコーデを教えて【50代読者のお悩み】

この連載の最新記事

趣味や“推し”がいない…【40代読者のお悩み】

第61回/趣味や“推し”がいない…【40代読者のお悩み】

“上品見せ”の服がわかりません…【50代読者のお悩み】

第60回/“上品見せ”の服がわかりません…【50代読者のお悩み】

もうすぐ定年。どうなる私!?【50代読者のお悩み】

第59回/もうすぐ定年。どうなる私!?【50代読者のお悩み】

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル