突然ですが茗荷ってみなさんどういう風にお料理に取り入れていますか。
天ぷら?ピクルス?酢の物?
でも一般的に出番が多いのは薬味としてではないでしょうか。
けれどこの茗荷、ビタミンCやミネラルなどを豊富に含んでいるほかホルモンバランスを整える効用もあるので、更年期世代におすすめの野菜なんですよ。
そこで今日は茗荷をたくさん食べられる、茗荷が主役の超簡単料理「シャキシャキあえ」をご紹介します。
用意するのは茗荷、カニかまぼこ、マヨネーズ、練がらし
作り方は
①茗荷を千切りにし、カニかまぼこは手で裂く
② ①にマヨネーズをかけてあえたら、練がらしを投入しさらにあえる
以上。
マヨネーズや練がらしの量はお好みでOK。
カニかまぼこの量を多くするとお子さんも食べやすい優しい味わいになるし、茗荷の量を多めにすると晩酌のお供にもなるオトナの一皿に。
ふだんカニかまぼこは食べないのですが、この料理のときだけは別。
カニかまぼこの風味が隠し味の練がらしと連携し、茗荷独特のクセと合うのです。
しゃきしゃきとした茗荷の歯ごたえも素晴らしく、我が家ではこれを中鉢に山盛りにつくっても、あっという間になくなってしまいます。
この「シャキシャキあえ」は昔むかしギリコが少女漫画の編集部にいた頃(今から25年くらい前)、当時担当していた漫画家から教わりました。
独特の画風や登場人物の設定で〝一部の人に熱狂的に愛される〟連載を担当していたのですが、作品と作者にさらに親しみを感じてもらえるよう読み物記事を作成することになりました。
その際「先生がふだん食べているもので、子どもの読者でも作れる料理のレシピも載せよう」ということになり「では手に入りやすい材料で火を使わずにつくれる料理をひとつ出して」とリクエストしたのです。
すると「うちのお母さんがよくつくるんだけど、おいしいよ」と提案されたのがこの料理。
今思えば、子ども(小学校高学年~)の読者に茗荷というのはシブかったかもしれません。
でも自宅で実際につくってみたら本当においしくて、以来25年以上、茗荷が安く手に入ると必ず作っています。
マヨネーズが苦手で絶対口にしない相棒もこれだけはバクバク食べるので「何かもう一品欲しいな」というときには必ず登場。
おいしくて簡単なのでぜひ一度作ってみてください。
ちなみに文中の〝一部の人に熱狂的に愛される〟連載とは「汝なやむことなかれ」といいます。