昨年の初夏、メガネ屋さんで「透明サングラス」を誂えました。以来、ほぼ毎日使う必需品に。
「透明サングラス」とはなんぞや? 毎日って冬も? の疑問にお答えするためには、まず、なぜサングラスが必要だったか、という50代ならではの問題から説明を始めさせていただきます。
ここ2~3年、なぜか日差しがまぶしく感じられることが増えてきました。夏の真上からのギラギラ太陽はもちろん、冬の出勤時の低い光線もまぶしいのです(なぜか春秋は大丈夫)。つい眉根が寄ってしまうので、ますます眉間のシワが深くなってしまう!? いかんいかん。
OurAgeの記事によると、まぶしさは白内障のはじまりの可能性が大。白内障対策には、早期からサングラスで紫外線対策をしたほうがいいというのです。
すわ、サングラスを探さねば!
ところが今度はどんなサングラスを買ったらいいのか、迷路に迷い込んでしまいました。夏はともかく、冬にマンションからサングラスをかけて出勤する50代…しかも、さしておしゃれもしていない。管理人さんや、若い(サングラスをかけ慣れている)住人に「な~に、気取ってんだか」って思われないだろうか、と気弱な50代。う~ん、どれをかけても、マンションから出勤する自分の姿と結びつかないぞ、とほほ。
そうこうするうちに、こんな記事を目にしました。「サングラスのレンズは濃い色より、薄い色のほうがいい。濃色レンズだと、瞳孔が開き気味になるので、サングラスと顔の隙間から紫外線が入ってしまった場合目に悪く、日焼けもしやすい」のだそう。なるほど、レンズは薄い色のほうがいいのね!
昨年の初夏、何軒もメガネ屋さんを巡ってメガネをかけまくり、やっとこれなら通勤時にもOKそうなフレームを見つけました。
いや、地味なんです。一般的な近眼用メガネフレームです。目立ちたくない50代なもので。
対応してくれた中堅店員さん、「薄色レンズがご希望ですか。なんなら透明レンズも入れられますよ」とのお言葉。なんと、透明でもUV(紫外線)99%以上カットのレンズがあるのだそう。おお、透明レンズなら近眼用メガネに見えるから、冬も気兼ねなく使えるではないですか!
ついでにもうひとつの願いも聞いてみました。「長時間パソコンに向かうと目が疲れるので、ブルーライトカットのメガネも欲しいと思っているんです」。「あ~、この透明レンズに、ブルーライトカットもつけられますよ」。お、おお~。
ブルーライトのカット率は、かけたときの見え方の違和感が少ないという、たしか30~40%程度にしました。
かくして「UV99%以上カット+ブルーライト(一部)カットの透明レンズ入りサングラス」にたどり着いたのです。
ふだんは遠近コンタクトレンズをしているので、サングラスのレンズには度を入れる必要はなし。レンズの価格は1万円もしませんでしたよ。
↑ 見え方に関してですが、こちら、右は手持ちの普通のサングラス、左が今回作ったUV99%以上カット+ブルーライト(一部)カットの透明レンズ入りサングラス(⇒以下「透明サングラス」と略)です。
植物のグリーンやフェンスの隙間の空の色の違いがわかるでしょうか。右のサングラスは茶色っぽく見えますが、左は景色の色があまり変わりません。
↑ブルーライトカットレンズには反射があるので、レンズ自体は少し青く見えますが、器の白地部分も青い柄も見え方は、それほど変わらない印象です。
さて、1年間透明サングラスを使ってみた結果は?
◆残念だった点
●冬のまぶしさ軽減だけは、なぜか期待したほどではありませんでした。
◆よかった点
●紫外線をカットしているので、目への悪影響を大いに減らしてくれているという安心感は大きいです。
●透明レンズは、見え方の点で色の変化が少なく、かけていて違和感がありません。
●パソコン作業の目のしばしばが激減。
●マンションからかけたまま出られる気安さ。
これらの恩恵があまりに大きいから、冬のまぶしさは、とりあえず置いておき、今後の課題とします。
ということで、1年中パソコンに向かうときにはブルーライトカットのメガネとして、夏と冬は通勤時の紫外線防止サングラスとして。透明サングラスは、私の生活に欠かせない存在になりました。
さて、オフィスでパソコンに向かうたびに、このブルーライトカット付き透明サングラスを取り出します。「あ、これね、ブルーライトカットメガネを作ったの」と、聞かれてもいないのに、周囲にくどくどと説明。
今回も「50代あるある(かもしれない)川柳」を。
老眼鏡と 思われたくない お年頃